内容説明
サッカーW杯予選の日本代表候補選手が、皇居外苑の銅像に跨(またが)り爆死した! たまたま現場に居合わせた週刊誌記者の黒木典絵(くろきのりえ)は、編集部の同僚・犬飼大志郎(いぬかいだいしろう)と事件の取材を命じられる。異常な事件に警察も自殺・他殺の両面から捜査を始めるが、それをあざ笑うかのように第2、第3の変死体が発見される……。ミステリー界のファンタジスタによる傑作長編推理小説!(『ハッとしてトリック!』改題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょこまーぶる
40
大変面白い一冊でした。Jリーグと新興宗教を絡ませたミステリーなんですが、結末が予想に反していて電車内で「え~っ」と大声をあげそうになるぐらい私には衝撃的でした。信じていた人に裏切られた感覚でした(ちょっと言い過ぎかな)。それにしても、2004年の発表の作品だからその当時のJリーグが題材なんですが、作品内で動きのある人・チームは架空なんですが、他は選手の名前やチーム名が実名で書かれているのが驚きましたね。その効果かもしれませんが、実にスラスラと読み進めることができる作品でした。ミステリー初心者にお勧めかも。2015/06/12
gonta19
40
2010/8/13 Amazonより届く。 2014/9/2〜9/4 「ハッとしてトリック」の改題。名前の通り、ドイツW杯予選の最中、サッカー界を舞台に起きた現役Jリーガーの連続殺人。How doxe it?とWho done it?をうまく組み合わせた、鯨先生にしては至極まともなミステリ。2014/09/04
coco夏ko10角
22
サッカーW杯予選日本代表候補選手が皇居外苑の銅像にまたがり爆死、自殺か他殺か、そして他にも死体が…。実在するチームや選手がたくさん。サッカー詳しくないから後回しになってたけど問題なかった。事件の真相も意外で面白かった。2020/05/22
夢の中で枕濡らし
15
「ファンタジスタはどこにいる?」という「FF外からこんにちは」と似た響きにつられて購入。2010年刊行当時からファンタジスタはサッカー界から消えてしまうと囁かれていたが2023年、攻撃的な選手に守備が求められ、守備的な選手に攻撃が求められ、男に家事と育児と労りが求められ、女性に強さは求められなくとも女子アナにダンスとすっぴん動画とクローゼットとカバンの中身紹介が求められるこの時代にファンタジスタは消失した。この本の中でいう犯人でもあるその人は中々意外な人だった。FF外といってもいいかもしれない。こんにちは2023/10/06
LUNE MER
14
「鯨統一郎」というネームにはついつい奇抜さを求めてしまうので、少々物足りなさを感じてしまったかも。トリック、動機、犯人のいずれもオーソドックス。2022/01/20
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