内容説明
達樹が想いをよせた涼子には、死んでもなお妻に心を残す夫の幽霊が憑いていた。何とか霊と切り離し、涼子を平穏な日常生活に戻らせたいと願う達樹の想いを知りながら、涼子は夫の霊に見守られながら送る静かな生活にも心を断つことができない。達樹が霊の攻撃を受け、涼子が世間と隔絶した生活を選んだとき、この奇妙な三角関係は思わぬ展開に晒されることになった。名手が描く異形の恋、平成版雨月物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむー
43
風邪で会社を休んだ水上涼子を見舞った沢田達樹は、竹林に囲まれた古い一軒家に住まう彼女とともに死した夫がその家にいることを知る。『もうすこしです』。菊池秀行版『ゴースト』といった作品だが、ホラーともファンタジーとも分類しづらく、関わるひとびともせつなさが響くほど痛切な感情が描かれず変に現実的、全体的に焦点の合わないピンボケな印象の物語になってしまっている。結局この設定だと死んだ夫にいつまでもこだわって現実逃避する残された妻でしかないのだなぁ。素材はいいのにうまく料理できなかった惜しい作品2014/11/02
そのぼん
3
ジャンル的にはホラーに入るんだろうけど、何故か怖くなかったです。全体的な雰囲気は嫌いじゃないです。フワフワした気分になりました。2011/06/03
流音
2
幽霊と人間の恋愛。その2人?の世界をそっとしておいてほしかった。まぁ、それじゃ小説にならないのか。外野が煩わしいというか余計なお世話的な。誰よりも抄さんが葛藤してたんじゃないかと思ったり。ラストはいまいち納得できなかったかな。2011/12/14
septiembre
2
幽霊と恋愛なんて好物なんで前半は食いついて読んでいたのですがだんだんついていけずラストはあまり好きじゃなかったな。達樹っていったいどうしたかったの?・・・みたいな。2011/03/07
ユイ
2
手を離す事が出来たいのは死者か、はたまた生者の方か。いる場所がわかるだけでも気持ちは大分変わる。2010/11/11
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