内容説明
レイフはある日、イタリア生まれの父に頼みごとをされた。シチリア島に飛び、父が若いころに不義理を働いた人物に会って、かわりに謝罪してきてほしいというのだ。さっそく赴いたレイフは、道中で怪しい二人組にいきなり襲われた。取り押さえてみると、それは老人と息をのむような美女だった。キアラは、知らない男との結婚を父が企んでいると知って唖然とした。闇の世界に精通する父のことだから、すべては父の利益のためだろう。それなら、力ずくで追い返してみせる。キアラは使用人の老人を連れ、相手の車を襲ったが、それがゴージャスな男性だったことに驚いた。そして次の瞬間、唇を奪われ、思わずそれに応えていた。■今月からミニシリーズ『オルシーニ家のウエディング』が始まります。ニューヨークで国際的な金融会社を経営するオルシーニ兄弟たちの優雅な恋物語をお届けしていきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
シリーズ物ですが、先に弟たちのを読んでいたので、このヒロインは頂けなかった。本当にイタリアのマフィアの娘って、こんな時代錯誤な育ち方をしてるのかしら?体調が悪いわけでもないのに、気を失うってどうよ!!そしてヒーローにちょっと強い口調で話されただけで、すぐに泣くのも信じられない。ヒーローは嫌っている父親の血は争えない性格で、コロコロ気持ちが揺れ動いて、ヒロインの繊細さを理解していながらすぐにきつい言い方をしては泣かしてオロオロするメロメロぶりです。なのに何故自分の気持ちに気づかないかなぁ。 2016/04/07
サティーシャ
0
アメリカ生まれでイタリア人のマフィアのボスの息子レイフとシチリアのギャングの娘キアラ。結婚を強要されお互い抵抗するが惹かれあう。ギャングの娘なのにすぐ泣いて時代遅れのキアラと振り回されるレイフ。ドタバタしてた2016/10/26
ちゃろ
0
⭐⭐親同志が決めた結婚に双方抵抗する。あんまり山場もなく、あっさりとお互い愛しあってることを認めて終了って感じ。2013/10/13
MOMO
0
しこたま疑問が残ったお話でしたわ・・・。いや、それにしても、物知らずというか、世間知らずというか・・・困ったもんだわキアラちゃんにも・・・無謀な行動に出た挙句、大嘘をついてしまう彼女は、襲ったり欺いたりしたにもかかわらず彼女の窮地を救ってくれた男性に悪態をつくような女性です。そう、確かに彼女の置かれている状況は同情すべきものではありますが、だからって、あの悲劇のヒロインごっこはどうかと思っちまうのよ・・・2010/10/01
みろん
0
イタリアのギャングの娘と、アメリカ育ちのイタリア人マフィアの息子とのロマンス。この小馬鹿らしいノリ! ちょっと昔のサンドラ・マートン節が炸裂したようなお話。読んでて楽しかった(笑)。2010/09/14
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