内容説明
人口減少に対する打開策として、ヒューマノイドロボットが生活に根付いた近未来。ヒューマノイド工学科の音川翔は、恋人である神楽葵とのドライブ中に不運な事故に遭ってしまう。事故による昏睡状態から覚めた翔は、無傷の葵を見てほっと胸をなでおろす。しかし葵の周りには、おかしなことがいくつも起こって……!? すべての想像を覆す驚愕のラストシーン!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きりん
2
ふと図書館で目にとまり、借りてきました。読みやすくすらっと進められるので短時間で読み終わりました。しかし、あまり何も残らないイメージ。どの文章にも拘らずにすらすら行けます。これをどう捉えるかはその人によりますが…。また、どんなどんでん返しがあるのか…とも思っていたのですがまぁ想像範囲内の結末かなと。全体的に薄い印象となってしまいました。2013/04/11
とろこ
2
読んだのはずいぶん前ですが思い出したのでレビュー。作者は、わたしの親友の友人! 自分と1つしか変わらない人がこの本を書いたという刺激がすごかった。 ちょっと不可解な部分もあるけど、スピード感、現役大学生の良い意味で荒削り感、結構スキです。2012/03/27
crowver
0
上手い作品とは思えなかった。けれども、単に恋人がヒューマノイドか、そうでないか、それだけで終わらせないラストにはそれなりに納得した。2010/11/02
1O3O
0
読書時間1時間という短さ。故に内容も至ってライトで、それが長所であり短所である。(そんなに読んでいるわけじゃないけど)講談社Birthってどうもライト過ぎる印象がある。このテーマなら重厚な方が受けるだろうに。長所としては、文章に癖が無く読みやすい。ヒューマノイドに関する考察が分かりやすく纏められている。短所としては、読者の斜め上を行くような発想が無く、オリジナリティが不足している印象。このストーリーなら、想定できるオチは片手で数えられるくらいしかないのに、きっちりその中に納まっている。2010/08/23