内容説明
東大合格者数トップクラスの大多数が男子校/女子校である。言語能力に優れ成熟の早い女子、空間認知能力が高く集中力のある男子……それぞれの特徴に合った教育が、子どもの能力を最大限に高める。男女別学が子どもを伸ばす理由と指導ノウハウを解説する。
目次
はじめに―男女別学は教育効果が高い
第1章 男子と女子は違う
第2章 男女別学の利点
第3章 学力面での効果が高い男女別学
第4章 男女の特性に応じた全人的な教育
第5章 欧米で増えつつある男女別学
第6章 男女の勉強法のヒント
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
崩紫サロメ
18
共学出身→男子校勤務の著者が感じた男女別学の良さ。性差にとらわれず自己を確立することに集中ができるという点。女子校については主に女子校教員からの伝聞という形で女性のリーダーシップが確立しやすい点などを挙げている。もっと知られて欲しい。ただ、2010年の本なので、LGBTに対して別学校が優れた取り組みをしていることが紹介されていないのは残念。(男/女で区分しないからどちらにも入れられたくない人の居場所がつくりやすい点など)2020/12/11
Humbaba
8
男性と女性は異なる存在である.それは,どちらのほうが優れているなどという問題ではない.しかし,いくら男女平等を掲げようとも,性別によって異なるということを否定することはできない.男女別学であれば,その違いに即した方法で学習させることができるため,結果的に子どもを伸ばすことができる.2011/06/27
Naota_t
2
本書の要旨を簡単にまとめると、男女は脳の構造から違う、その違いに即した勉強方法やコミュニケーションがその子を伸ばす、ということだろう。 共学と別学のどちらかが絶対!ということはないと思うけれど、別学をオプションに考えている人には是非一読しても損はない一冊です。 ───「ほんとうに必要なのは、女の子と男の子の生来の学び方の違いを理解している教師だったのさ。さらに調べてみると、学校関係者のだれひとりとして、聞く能力の性差を認識していないこともわかった」(p.33) 2014/03/01
しのはら(か)
2
根拠のソースが偏っているというか、数字が少なくて弱いというか。男子しかいない、女子しかいないことのメリットは把握できた。授業は男女別で、生徒会活動や行事は共学だった埼玉の公立高校が、2011年から完全共学になったようなので、この本の趣旨とは完全に逆行。進学実績がどう変わるか興味深い。★★★2011/06/02
Daisuk
1
男女別学を第一希望に考える人は少ないだろうから、別学のメリットの理解することは大事だと感じた。ただ、読んでみて思ったのは性別に特性があるように家庭環境によっても生徒の性格と意欲が違うので、個人別の目標設定をするような個にフォーカスした教育が必要と思う。2020/01/31
-
- 電子書籍
- 死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボ…
-
- 電子書籍
- 最強の魔女とその夫【タテマンガ】第43…
-
- 電子書籍
- 「お兄ちゃん」は、もうやめる ~初恋の…
-
- 電子書籍
- 大阪府の鉄道
-
- 電子書籍
- いいね!光源氏くん 分冊版(39) F…