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内容説明
20世紀の傑作旅客機ジャンボジェットの機長が飛行機の操縦方法を解説する。空港に到着してから飛行機に搭乗し、目的地に到着するまで、パイロットは何を考え、どう行動しているのか? 一番大切なことは、失敗しないこと、事故を起こさないこと、乗客や乗員の命を守ること。求められる能力は、操縦技術は2割にすぎず、残りの8割はシステムのマネジメントだ。そのために培われた様々なノウハウは他のビジネスの現場にも役に立つ。本書では離陸、巡航、着陸のそれぞれを操縦、管制、気象の各側面から系統的に詳述する。一般の人には縁遠いパイロットの世界を、身近なものに感じることができる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koki Miyachi
10
飛行機の操縦は男子の永遠の憧れ。国際線パイロットの筆者が、パイロットの世界を身近に感じてもらうために、パイロットが何を考え、どう操縦しているかを書いた本。基礎、出発準備、離陸、巡航、着陸という5部構成で、飛行機の扱い方、夫々の状況で求められるパイロットの判断、間違いやすいポイント、注意点などが、フライトの流れと共に解説されている。以前知り合いの紹介で、JALのフライトシミュレーターを体験したことがあり、その追体験としても興味深かった。パイロットの責任は大きく、安全運行のための安全対策や配慮には頭が下がる。2013/09/14
Humbaba
4
飛行機を操縦する上で大切なこと.それは,事故を起こさないことである.事故を起こしてしまえば,自分のみならず,乗客の命を危うくしてしまう.それを避けるためにも,様々に安全を確保するためのテクニックが使われている.2010/12/01
ceskepivo
3
今のパイロットに求められるのは、「安全、安心、思いやり」。気圧の変化に弱い赤ちゃんが多い時には、なるべく低い高度を選んで飛ぶとのこと。操縦の自動化が進んだとはいえ、刻々と変わる気象条件を相手に安全な飛行は、パイロットの技術と判断力にかかっている。パイロットの心構え(243頁)の「ある方法が常に正しいとは限らない」、「どんなに頑張っても自然にはかなわない」、「自分を実際以上に良く見せてはいけない」などは、日常生活にも活かせる教訓である。2010/11/17
たかひー
2
★★ 新しい発見もほとんどなく私にとってはおさらい的な内容ばかり。図版、写真も少なく残念。2019/08/01
Porco
2
なぜ読んだのかといえば、『CAPTAINアリス』を読んだからに他なりません。旅客機、とくにボーイング機のコックピットで機長は何をしているのか、なんとなくわかりました。当然ですが、すごく大変。管制についても勉強になりました。2014/11/15
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