四字熟語で愉しむ中国史

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四字熟語で愉しむ中国史

  • 著者名:塚本青史
  • 価格 ¥799(本体¥727)
  • PHP研究所(2012/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569779560
  • NDC分類:222.01

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内容説明

「呉越同舟」は孫子の兵法にある言葉で、仲の悪い者同士でも共通の敵には共同戦線を張ることを指す。
「乾坤一擲」は楚の覇王項羽に対し、漢の劉邦が仕掛けた伸るか反るかの大勝負に由来する。
また「傍若無人」は意外にも生活を心から楽しむ態度を示す言葉だった―。
英雄の波乱万丈の物語、芸術家の荒唐無稽な逸話、詩人の感慨無量の境地…。
それらをわずか四文字で表した四字熟語の成り立ちを解説しながら、多士済々の中国史を辿る。
痛快無比の面白さ、温故知新の知的興奮。
お見事。英雄達の偉業の本質を、四字で表す。

傍若無人とは、生活を心から楽しむ態度を示す言葉だった――四字熟語成立にまつわるエピソード&中国の歴史を、愉しみながら学べる本。

「呉越同舟」は孫子の兵法にある言葉で、仲の悪い者同士でも共通の敵には共同戦線を張ることを指す。「乾坤一擲」は楚の覇王項羽に対し、漢の劉邦が仕掛けた伸るか反るかの大勝負に由来する。また「傍若無人」は意外にも生活を心から楽しむ態度を示す言葉だった――。英雄の波乱万丈の物語、芸術家の荒唐無稽な逸話、詩人の感慨無量の境地……。それらをわずか四文字で表した四字熟語の成り立ちを解説しながら、多士済々の中国史を辿る。痛快無比の面白さ、温故知新の知的興奮!

▼【本書に登場する四字熟語の例】朝三暮四――不満のガス抜きにされた宋/唯々諾々――言いなりになる千人よりも一人の志士/国士無双――「股潜り」に耐え楚王となった韓信/左顧右眄――英雄豪傑の眼差しを表す/驚天動地――李白の荒れた墓を嘆いた白居易/酔生夢死/名利に動かされずに生きる/垂簾政治――西太后が政治を仕切る

●はじめに 
●第一章 神話と伝説、古代国家の時代 
●第二章 春秋戦国、秦の統一 
●第三章 前漢と後漢の時代 
●第四章 三国時代、晋、南北朝 
●第五章 隋、唐、宋の繁栄 
●第六章 元、明、清と近代 
●おわりに

目次

第1章 神話と伝説、古代国家の時代
第2章 春秋戦国、秦の統一
第3章 前漢と後漢の時代
第4章 三国時代、晋、南北朝
第5章 隋、唐、宋の繁栄
第6章 元、明、清と近代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いっしー

9
歴史と国語を会わせ技で理解する一挙両得な本、というところか。神話と伝説の時代である夏の鼓腹撃壌から清の百家争名まで、広くさわりの部分をその時代背景とともに軽く理解するにはよろしいかも。巻末コラムに日本で生まれた四字熟語として、勧善懲悪、軽薄短小、亭主関白なども掲載。今では日本の社会情勢を反映してさらに多くの熟語ができている。2016/02/05

Hiroki Nishizumi

2
軽く読めて良い。「傍若無人」の意味を取り違えていたことが分かった。「鼓腹撃壌」「玩物喪志」「和光同塵」「門前雀羅」「破鏡重円」など知らない熟語も多かった。2014/04/20

2
雑学として読むだけでなく、軽く中国史を知るにも最適かも。聞いたことある四字熟語でも、元のエピソードなんてほとんど知らないから。2010/08/08

寺内町亭小天狗

1
『漢検漢字辞典』(日本漢字能力検定協会)という辞典でも、四字熟語が収録されている。たいがいの四字熟語辞典は、意味だけである。しかし、この本は四字熟語を通して中国の歴史を学ぶことができ、さらに由来が記されている。ふっと思ったのですが、『諺で愉しむ日本史』なんかあったら、さぞかし愉しく日本の歴史が勉強できるのではないか、と。

maito/まいと

1
この本の企画自体がおもしろい☆よく使っているモノから初耳のモノまで、中国の歴史と様々な四字熟語が連動しているため、四字熟語の生まれた時代背景や本来の意味がわかりやすく頭に入ってくる。中国歴史の軽い勉強にもなり、日ごろの生活にも有効活用できる、とまさに一石三鳥(笑)。オススメの1冊です(*^_^*)2011/08/24

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