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内容説明
太平洋戦争は各国の日本観及び日本人観にどのような影響を与えたのだろうか。連合国、枢軸国それぞれが見た「ニッポン」を手がかりに、あの戦争が戦後の国際社会に与えた影響を徹底分析。
目次
第1章 なぜ太平洋戦争を外から見るのか
第2章 同世代の外国人は日本をどう見たか
第3章 民主主義の敵・日本―アメリカの日本観
第4章 親しみから憎悪への転換―イギリスの日本観
第5章 許しはしないが利用する―中国の日本観
第6章 共産主義運動の拠点―ソ連の日本観
第7章 「黄色い猿ども」を利用せよ―ドイツ、イタリアの日本観
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
3
日本がこんなに世界中から嫌われていたなんて。ショックでした。2017/06/21
tooka
3
コスト意識のない日本政府というのは首肯するが、日本=信念なく駆け引きもできない未熟国、戦勝国=信念があって能力があるという結論ありきな感あり。なお、「アメリカは」と書いたとき、それは「政府」なのか「国民」なのか「全体」なのか区別していない。わざわざ「国民」と断っても、違う箇所で使われる「世論」との違いが説明されない(政府と指導者たちも然り。社会って誰を指す?)、言葉の繋がりが不明瞭なところもあり。結論もせっかく歴史的アプローチしてるんだから独自性が欲しかった。2010/10/13
かど
2
大正から昭和初期にかけて、米・英・中・ソ・独・伊の各国が日本に対してどのような感情を持っていたか、ざっと眺めるにはよい本かもね。それだけですが…2014/06/22
Yasuhisa Ogura
2
最近は日本に悪い印象を持っている国は、ごく一部であるという言説が広がっているが、本書によれば必ずしもそうではないという。第2次世界大戦の爪痕は、いまだに欧米諸国にも残されている。悪い印象はともかく、日本を愚かだと見なしている欧米諸国があることには、ショックを受けた。2014/02/07
可兒
2
読んでいて笑いが止まらなかった。何パーセントが事実で、何割が誤認や偽証や捏造なのかを考えるのも楽しいと思う2010/08/20




