内容説明
著者は日本の大学を卒業したあと、アメリカで哲学の博士号を取得。現在もニューヨークに住み、諸大学で哲学を教えている。本書では特定の哲学を説くのではなく、なぜ生きるのか? というどの哲学にも通じる疑問を、小説形式で思考していく。いわば、哲学入門の小説である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まし
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読み終わって、再読に気付く。以前に比べたら読み込んだのかなぁ。絶望に対する思想。思想を補強する体験。僕も誰かに何かをしてあげよう。僕が生きるために。2017/09/28
まし
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読みながら絶望に共感してしまう自分に気づく。前向きになるには経験しかないと思う。恥ずかしがり屋の幸せを探して、今日を生きよう。2016/05/06
iw
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面白かった!音読して、深く心に響かせたくなる文章がたくさんあった。深く思考することは、元々好きだが、どちらかというと、個の世界に入っていくことに感じていた。他者や自然、自己の外側の世界にも、想いを馳せてみようと思う。2023/05/30