内容説明
卒業を控えた最後の春祭で、シモンとヴァイオリン協奏曲を弾くことになったユウリに、使ってほしいと持ち込まれた二つのヴァイオリン。ユウリは迷うことなく、卒業生でもある天才的バイオリニスト、ロ―デンシュトルツのものを選んだ。それは2年前の思い出に繋がるから――。シモンとの同室で、わかりあえず苦しんでいた、ユウリの不安定な精神に忍び込んだ出来事とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
24
今回はシモンが若かった!! 何時もは何事も卒無くこなすのに、ユウリとの距離感を測りかねて、こうも後手に回る姿が見られるとは!! ヴァイオリンを巡っての騒動のはずが、シモンの苦悩する様子に全て持っていかれました。前作はヒューの存在が苦手に感じたのですが、周囲が言うように悪い人物では無いのかもという認識に変化しました。にしても、ユウリとシモンが親友となるまでに、可愛いいざこざもあったのですね。この巻のラストが、本来であれば本編のラストを飾る予定だったとか…。さて、新シリーズへと進みたいと思います。 2024/08/16
扉のこちら側
22
再読。学生時代っていいな。2013/11/04
ダージリン
18
ユウリとシモンの間がぎこちない頃で、新鮮でした。アシュレイとは本格的には出会ってないからか、シモンにかつてなくスポットライトがあたっているような(笑)。次はいよいよ第二部への期待が高まりますねぇ!2010/07/19
扉のこちら側
14
初読。最終回の予定だったシーンをうまく生かして楽しませてくれた。第一部の終わりかたがあんまりだったので、第二部に期待。2010/07/05
ダージリン
9
ローデンシュトルツが気になって再読(笑)。う~ん、懐かしくも面白い~。シモンを吹っ切らせたのは、ダルトンの一言だったのね。2011/12/10
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