ハーレクイン 求む､シンデレラ・シェフ

著者名：マーナ・マッケンジー【著者名】/結城玲子【翻訳者名】

ハーレクイン（2011/10発売）

• ISBN：9784596221063

内容説明

ダーシーは事故に遭って歩けなくなり、長く車椅子で生活してきた。得意の料理で腕をみがき、シェフとして人々の舌を楽しませている。でも、それ以上は望まない。いくら厨房を預かる屋敷の主人から、料理を絶賛しているゲストの前に出て、挨拶するように言われても。主人のパトリックには、働く機会を与えてもらって感謝している。それでも人前で、余計な同情や好奇の目にはさらされたくない。ダーシーはかたくなに辞退したが、パトリックはそのあとも、彼女が外で腕を披露できる、さまざまな機会を与え続ける。そして、やがてそれが外国に旅立っていなくなるパトリックの、彼女の独り立ちを願う深い思いやりだと知ったとき、ダーシーは彼のことを心から愛するようになっていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

事故に遭って警察官としてのキャリアも、婚約者も、体の自由も、そして胎児も失った女性が主人公です。車椅子生活の彼女たちが安心して共同生活が送れるシェアハウスをサポートしているお金持ちのハンサムさんがお相手。もう彼がたまらなく良い人！３人の妹を両親亡き後立派に育て上げた苦労人。妹たちもまた等身大で冒険の旅に出る兄を応援したり、切ながったり、主人公に惹かれる兄に「世話したいだけじゃないの？」と忠告したり。微笑ましい、とっても優しいロマンスです。頑なだった主人公が花開く様ににっこり。

2016/04/07

[yura]

警官志望の道を絶たれた車椅子のシェフと彼女の雇用主。誠意あるH/Hの切ない恋に涙が出ました。

2010/07/04

[oneoeight]

ガンバリ屋の車椅子ヒロインと人当たりの良い流されヒーローとのお話。あらすじは萌だったのに設定が活きてこず終わってしまった・・・（´ヘ｀；）ヒロインの苦労にリアルさが感じられない。今まで出来なかった冒険旅行したいっていうヒーローもナンダカナヽ(´o｀； ｵｲｵｲ。 最後は、何キッカケなのか人前に出るのが苦痛だったヒロインが急に積極的になったり、妹たちがやけにヒロインを応援しだしたりで・・・アレ？　ぼんやりマイルド度☆５、また読みたい度１０％

2012/01/08

[みろん]

事故のせいで車椅子生活を送るシェフと、その雇い主とのロマンス。繊細だけど芯が強いヒロインと、面倒見の良いヒーローの両方が良かった。

2010/09/21

[Mari]

★★☆

2010/09/04