伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

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伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと

  • ISBN:9784492395332

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内容説明

2009年秋の政府の「デフレ宣言」以来、デフレこそが日本経済に停滞をもたらしている根本原因であるという認識が広がりつつあります。本書の著者の1人、勝間和代氏(経済評論家)は、日本経済の立て直しには、まずデフレを止めることが必要だと、政治家や国民に対して強く訴えてきました。
本書は、その勝間氏が、イェール大学教授浜田宏一先生から経済学の特別講義を受けたときの模様を収録した講義録。もう1人の先生として、早稲田大学の若田部昌澄教授にも、歴史の専門家として昭和恐慌と現在の比較などを講義いただきました。

※本書は2010年7月に東洋経済新報社より刊行された『伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本』を電子書籍化したものです。

目次

第1章 デフレって何だろう
第2章 こうすればデフレは止められる
第3章 なぜインフレターゲットが必要なのか
第4章 「伝説の教授」はこうして経済学を学んだ
第5章 歴史に学ぶ「反デフレ」の闘い―大不況・昭和恐慌の教訓
第6章 デフレ脱却後、日本経済はこうなる
終章 これが「本当の経済学」だ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

203
アベノミクスに期待感が高かったのにはそういうデフレに対する嫌悪感が強かった勢力が多かったんだろうなと思う。またこのメンバーでの最新の本を出して欲しいなと思った。経済って難しい。誰もが持ってる前提条件ですら異なりそうだし。2020/12/31

かわうそ

35
輸入デフレ論は論外。なぜなら、もしも安い輸入品によってデフレが起こるとすれば、世界中がデフレでなければ辻褄が合わない。しかし、(この当時)世界を見渡してみるとデフレの状態なのは日本だけであった。短期国債を買ってもあまり意味がなく、長期国債でなければ意味がない。さらに長期国債でも返済間近では効果はよく出ない。日銀は短資会社の利益のためにデフレを維持しているのではないかと勘繰りたくなる。日銀法改正によって日銀の独立が強調されたのが最悪の事態を招いたと言われても仕方がない。2022/10/23

メタボン

8
☆☆☆ リフレ派の論旨の根拠となる経済学の考え方がわかりやすく解説されている。アベノミクスが始まり1年半、デフレ脱却の兆しが見え始めた。今では失われた20年は日銀の失敗が一因となっているということが浸透してきたと思う。2014/04/22

Humbaba

4
一昔前は,よいデフレ,という言葉もあった.しかし,デフレが続いている現在では,そのような言葉は殆ど聞かれなくなった.デフレの一番の問題は,経済が成長しなくなってしまうことである.日本だけがそのような状態に陥ってしまっているため,大きな改革が必要になる.2010/12/15

takizawa

4
2010年6月段階での現状認識に基づいて対談が行われているので賞味期限は短めだと思う。ただ,昨今の金融政策の意味を理解するには役立つ本。主張の根幹はデフレ脱却をめざし,安定的なインフレ率に戻すためのリフレ政策が必要だということ。インフレターゲットの導入により日銀に遂行責任を持たせるのも一考。短い頁数の中で,経済学者としての思いや歴史からの知見など,政策提言にとどまらず幅広く議論を展開しているので知的好奇心も満たされます。2010/10/09

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