父親再生

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父親再生

  • 著者名:信田さよ子
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • NTT出版(2013/12発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784757142459
  • NDC分類:367.3

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内容説明

わかりあえない父親とどう向き合うか。妻や息子の目に映る父親とはどういうものか。家族の問題に取り組みつづけてきた人気カウンセラーが、さまざまな家族の事例から、いま求められる父親像を明らかにする。

目次

1 妻は夫をどう見ているか(カウンセリングの場で出会う父親たち 感情を語れない父親たち ほか)
2 息子は父をどう見ているか(父親をリスペクトする?しない? 父を受け継ぐ息子 ほか)
3 父からの脱出(抵抗の対象にならない父親 抵抗すらできない息子 ほか)
4 語らない父と息子の空白(語らない父親 青春を総括できない父親たち ほか)
5 父と息子の世代間伝達(世代間連鎖 父を許す息子たち)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pom

5
細かいことだが、信田さんはおじさんがしゃべり始めに発する「えぇ~」という言葉が気になるよう(他の著書でも同じ指摘あった)「語らない父と息子の空白」の章で学生運動の頃の思い出を語ろうとしない団塊世代の話が非常に長かった。当時大学進学率は15%とのこと。読んでいると皆が関わっていたかのような感じを受ける。革命を信じていた当時、北朝鮮を理想国家と礼賛する評論も珍しくなかったという一文に驚いた。は~今更そんなこと、思い出話としても言いづらいであろう。 「男性に生まれたことで社会から付与される特権を知れ」そうそう2016/05/08

おもち

4
団塊世代の両親を持つ娘として興味があったので読みました。A→Bを説明するのにAを限りなく正確に詳細に説明し、なかなかBにたどり着かない。そしてそんな論理だった思考ができる自分がいかに有能で格上かという態度。笑えてくるほど共感しました。向こうは向こうで、こちらのこといいと思えないこともいっぱいあるんだろうけど。こちら側にも人間がいる、ということに気づいてないのかな?と思ってしまうことが多いです。読んでスカッとした部分も多いけど、基本的に責める感じがして救いが見えず、後味が悪いです。2019/02/13

ottohseijin

3
さいごに著者が、あるべき父親像として提示したのは「愛される父親」だったけど、それってどんだけ過酷な目標だろうかと、途方にくれてしまった自分がいる。2010/09/17

Sugihara Yuki

1
★★★★★2014/10/23

あすか

1
子育てや児童心理、発達障害関係の本を最近結構読んでいたが、こんなに自分の心が痛んだ本は初めて。しばらくこの分野の本からは遠ざかりたいくらい。身につまされた。しかし、世間的に理想的と言われるような父親でさえ、時として子供を追い詰めてしまう、という事例を読むと、いったい父親とはどうあれば良いのか?と深い迷路にはまり込んだ気持ちになった。この種の本は大抵そうだが、具体的な解決策が明示されていないので、読後、考え込んでしまうばかりで、現状改善には繋がらない。それが残念だ。2010/11/20

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