お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ50の法則

著者名：有吉弘行【著】

双葉社（2012/03発売）

• ISBN：9784575302219

内容説明

『猿岩石』でブームを巻き起こすも、あっという間に人気急落、どん底生活を味わうこととなったお笑い芸人・有吉弘行。本書は、人生の辛酸をなめた有吉だからこそわかる落ち目を生き抜く指南書です。100年に一度の不況と言われている今だからこそ誰にでも地獄はやってくる。そんなとき一体どうすればいいのか。

目次

第１章　「栄光からの転落」４の法則　現金で４千万円って「お金」って実感がないんです（“猿岩石ブーム”でいきなり「４千万」でも無駄遣いしなかった！！；金があるときでも“もらいもんＴシャツ”で生活していた！！　ほか）
第２章　「どん底生活」１１の法則　このままでいるより自殺したほうが楽なんじゃないかな（月収１００万から転がり落ちてゼロになった！！；“恐怖の午後４時電話”で毎日体が震えていた！！　ほか）
第３章　「地獄で発見」１１の法則　俺も試しに炊き出し喰ってみといたほうがいいかな（努力なんかしても無駄なときに努力しようとするヤツは馬鹿だ！！；“３桁は死守”が鉄則！！残高は「心のバロメーター」と思え！！　ほか）
第４章　「プロ一発屋」９の法則　アイドルみたいなお笑い能力の低いヤツらの中で面白いって言われたい（「猿岩石」イメージからの脱却…「女にモテたい」を捨てたら芸風が開けた！！；世の中実力じゃなくて運だけ　ヤケクソで全裸になったら男のファンが増えた！！　ほか）
第５章　「現代人へ贈る」１５の法則　お前なんかもう死んでいる（風俗行きたくてもオナニーでサッパリするのと同じ！！「寂しい」から酒飲むのは無駄遣いと思え！！；後輩に目をかけるぐらいなら先輩にかわいがられろ！！　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[メイ＆まー]

有吉さんの人生論。ぐふふ…面白かった。私もたいがいネガティブでへそ曲がりなので、ポジティブ一辺倒な自己啓発本とかは絶対手にしない。この本は ポジティブからは一番縁遠いとこにあるでしょうね。特に何かに役に立ちそうとか思って読んでないけど、折に触れ、有吉論を思い出すんですよね。妙に心強い（笑）。そして読んでると上島竜兵が好きになりそうw

2014/11/30

[りつこ]

なんか好きなんだよねぇ、有吉。ここに書かれていることをまとめると、腹黒、ネガティブ、小心…なんだけど、案外核心をついてるし、気持ちわかるし、共感できる。徹底したリアリストで孤独な人間だけど、地に足がついてるし、ネガティブも突き詰めれば結果的には前向きっていうのが面白い。ポジティブをとなえるやつはみんな金持ってる、には笑った…。確かに!!

2012/07/09

[内緒です]

2014年一発目の本。ところどころ矛盾があるけど、基本的には自分の中にある価値基準で動いてる人という印象。下手な自己啓発本よりはるかに勉強になるし、うんこみたいなビジネス本よりも役に立つ。大好きな芸人さんです。ベビーフェイスで屁理屈。理想の旦那さんです。

2014/01/12

[田中]

電子書籍で読みました。有吉のファンなの面白く読めました。「諸行無常」「知足」を天狗も極貧も味わった故の毒舌文。金物屋のババァ、努力より運、に納得。

2012/01/17

[ジョニーウォーカー]

「肉食系女子は要するにヤリマンだし、草食系女子は一言でいうとブス」「ポジティブに生きれば成功するなんてウソ」…それを言っちゃおしまいよ、もここまでくると清々しい。特定芸人への罵詈雑言も、きっと感謝と信頼の裏返しなのだろう（多分）。けれど、再ブレイクのきっかけとなった品川祐への「おしゃべりクソ野郎」は個人的には生ぬるい。もっとお似合いの（最低な）アダ名があったはずだ。ちなみに彼のつけたアダ名で最も好きなのはベッキーの「元気の押し売り」。彼女のウザさ加減を見事に言い表わしていると思う。

2011/09/20