中経出版 出版で夢をつかむ方法 人生を変えるブック・ブランド・マーケティング

著者名：吉江勝【著者】

KADOKAWA（2012/06発売）

• ISBN：9784806136477

内容説明

本を出版するというと、とても自分には手が届かない夢と思ってしまうかもしれませんが、誰にでもチャンスがあることなのです。本書では具体的なノウハウを詳しく解説するほか、本田健氏はじめベストセラー作家たちのインタビューが多数掲載されています。夢を実現するために、ベストセラー作家たちの言葉が励ましてくれるのです。

目次

第１章　本田健氏との対談
第２章　無名のあなたでも、商業出版できる方法
第３章　本を出すと、あなたの人生はどう変わるか
第４章　出版社が採用したくなる「企画書」を書いてみよう
第５章　出版社にはどのようにアプローチすればよいか
第６章　あのベストセラー作家は、どのように出版デビューしたか
第７章　ブック・ブランド・マーケティングで注意すべきこと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はるまさ]

「だれでも本は出版できる！」というようなテンションで全体的に書かれてあるけど、内容をよく読んでみると、「別に誰もが出版できるわけではないじゃん」ということが分かる。本を書くことで自分のビジネスを宣伝、発展させよう、という目的に特化して書かれた、どちらかというと経営者向けの内容。企画書の書き方や持ち込みの方法については具体的に詳しく書かれていたので、このあたりは、いつか役に…立ったらいいな。

2014/06/12

[アキコ]

第4章の企画書の書き方は参考になります。フォーマットや、具体的な例があったので書き方が想像できます。第6章のベストセラー作家のインタビューも様々な考え方を知るのに良いです。ただ、企画書の書き方でプロフィールが大事と書いてあるから、この本のプロフィールを見たら、大手企業のサラリーマンだった著者。はじめにに「フツー以下のうだつのあがらないサラリーマンだった」と書いてあったのに、大手企業の名前が羅列されていると、この本のターゲットはサラリーマンではないと思ってしまいました。

2014/08/10

[alvein]

出版自体が目的である物書き志望の人向けではなく、セルフブランディングのための手段としての出版ノウハウ本。確かに『1500円の本を印税10％で3万部売った』なんて都合良い皮算用をしてみても利益は450万。物書きとして生きていくには、こんな当たり本を毎年のように書かなければいけないわけで、このことを鑑みると、出版を本業の補助として扱うのは理にかなっている。企画書の書き方は研究予算の申請書と似ている。理系博士が専攻とまったく違う本の著者であるのを割と見かけるが、このあたりのノウハウを持っているからなのだろう。

2013/06/13

[わたしは犬に育てられました]

あのこれ違うからね、わたしが本書くわけじゃないからね、出版企画頼まれたからその資料だからね、つて言い訳したくなるタイトル。内容は良書。ビジネス本向けに特化。

2012/10/14

[Sanchai]

ビジネス書を書く気があるなら全体的には参考にはなる本だと思う。企画書の書式は特に有用。ただ、僕が書きたいのはビジネス書じゃないし…。企画書も、自分なりに作って某出版社の編集者に持って行ったことがあるが、企画書よりも原稿持って来い、原稿を書くだけの労を厭わなかった人を門前払いにはしない、と言われたことがある人間としては、著者の述べている編集者を振り向かせる方法には、容易にうなずけないところもある（笑）。

2012/09/18