内容説明
父親と婚約者を同時に事故で亡くしたアンディは、残された負債の返済のため、辣腕実業家ライナスの秘書として働くことになった。決まった恋人をつくらず、次から次へと女性を替えて独身貴族を謳歌するボスを横目に見ながら、なぜかアンディは彼を嫌いになれずにいた。哀しみのどん底でうちひしがれていた彼女に真っ先に救いの手を差し伸べ、励ましてくれたのはライナスだったから。あるとき、出張でスコットランドを訪れたアンディは猛吹雪に遭い、小さなパブの一室で、ボスと二晩を共に過ごさねばならなくなった。私は耐えられるかしら? 吹雪以上に強烈なライナスの誘惑に……。
感想・レビュー
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akiyuki_1717
2
初めにヒーローが何故ヒロインとその母親に救いの手を差し伸べたのかも今ひとつ分かんなかったんだけど、ヒーローがここまでヒロインに気を使うのも不思議だった。後になれば、ヒロインのことが気になっていたということになるんだけど、二年も上司と部下だったのに、出張に同行したら即座にその気になるのも如何なものかしら…ヒロインが我儘お嬢様で、キャロルさんの作品にしては珍しく魅力に欠けてました。ヒロインのお母さんも秘密を娘に打ち明けず、赤の他人のヒーローにちょっと聞かれただけで、話すのが納得いかないなぁ。2015/11/20
りりか
0
ヒーロー、ヒロインともに余裕がなく幼い感じで、ちょっとロマンティック度がたりない感じでした。2012/02/19
こえん
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ヒーローが気の毒になるような展開だった。2010/09/17
MOMO
0
なんだか読むのに寸ごく時間がかかっちゃったわ・・・なんせアンディちゃんときたら自意識過剰の被害妄想モードでさぁ、吹雪の中、建物まで抱きかかえていってくれ、荷物(アンディちゃんの分も!)をとりにふたたび吹雪の中を車まで往復し、一つしかないベッドを彼女に譲って椅子で寝たライナス君に、礼の一つも言わないどころか、血も涙も思いやりもない暴君だとのたまう、信じらんないくらいの最低女でさぁ・・・だもんで、読んでてイライラしっぱなし!!2010/08/28
みろん
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亡父の借金返済のために秘書に雇われた女性と、彼女を雇った社長とのロマンス。拙さを感じるので初期作かと思ったけど、そうではなかった…(苦笑)。思った通りの展開でアリガチすぎた…。2010/08/06