内容説明
日本の大学生にとって「就活」は、入学直後から始まる長くて苦しい儀式と化している。その不満は年々募りつつあるが、それは大学や、彼らを受け入れる側の企業にとっても同様である。企業も学生も大学も望まない、いわば悪習ともなった「就活」の実態や問題点を浮き彫りにするとともに、現実的な処方箋も提示した注目の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書初心者
12
弱い大学生をつくる就活の問題を指摘する本。確かに納得できます!大学の名前だけなら実質大学の入学試験前だけ頑張ればよくて、入学後の4年間はダラダラしていても構わないといってるようなもの。外国の大学と日本の大学で比較され日本の学力が低下しているのも納得できます!2014/06/28
ステビア
8
非常にいい本。『なぜ日本の大学生は世界で一番勉強しないのか』(ちょっと間違ってるかも)と合わせて是非。やはり制度は再帰的に強化されるのだね。安心社会から信頼社会へ。2014/04/13
双海(ふたみ)
8
大学図書館で貰った本です。卒業論文執筆時に就活…もうなんなの…2014/01/18
キャッチャー
2
今まで読んだ就活関連の本ではもっとも頷ける内容だった。とりあえず大学での成績が企業に評価される仕組みにならない限り日本の就活は変わらないし、学生も勉強しない。
Jagrass03
2
皆が就職活動に漠然と抱いている危機感を言い表していると思う。2010/06/15