内容説明
肩こりや腰痛のみから、慢性広範痛症を経由して発症する線維筋痛症。
不全型慢性広範痛症まで含めると人口の約2割が罹患しており、肩こりや腰痛の人のかなりの割合にも線維筋痛症の治療が有効です。
線維筋痛症の治療は従来の痛みの治療とは全く異なります。血液検査、画像検査でも異常がでないため、日本では無視されることが多くほったらかしになっています。
しかし、線維筋痛症は世界では常識の病気です。本書は一般人向けに書かれていますが、世界標準の線維筋痛症(慢性痛)の治療を解説しています。
本書を読めば、プライマリケア医の方々がすぐに治療を開始できる内容にもなっているのです。
目次
第1章 線維筋痛症とは
第2章 疼痛の分類
第3章 線維筋痛症の症状
第4章 線維筋痛症の実態
第5章 線維筋痛症患者の苦悩
第6章 線維筋痛症の診断
第7章 線維筋痛症の検査
第8章 線維筋痛症の原因
第9章 線維筋痛症に似ている病気
第10章 線維筋痛症の治療
第11章 線維筋痛症の治療成績
第12章 線維筋痛症がかかえる問題
第13章 線維筋痛症 ―その将来の展望
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