内容説明
両親が旅行中に交通事故で亡くなった――。看護師長のクロティルドは突然の知らせに、思わず椅子に座り込んだ。心配して見に来てくれたドクター・サッカリーの言葉も耳に入らない。クロティルドはすぐにフィアンセのブルースに連絡をとった。同じ病院で働く研修医の彼に、実家まで送ってもらおうと思ったのだ。でも彼は上司と会食の約束があって、どうしても行けないと言う。将来がかかっているから絶対断れないと……。茫然とする彼女に、ドクター・サッカリーが声をかけた。「家には僕が送っていくよ」クロティルドは言われるままに、その厚意にすがった。やがて味わうフィアンセのさらなる冷たい仕打ちを予期したように。■ハーレクイン・イマージュから、記念すべき2100号作品をお贈りします。作家は皆様に長く愛されているベティ・ニールズ。イギリスからオランダを巡る愛の旅路の物語をご堪能ください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
珂音
10
おや?ベティにしてはヒーローが積極的だし下心も見え見え。ヒロイン鈍感過ぎだし変な男に引っかかってるし。いつもの何考えてるか分からない朴念仁ヒーローよりもかなりましな男だと思ってたら、ラストでずっと前からヒロインを好きだったって?それなのに他の男にさらわれた??やっぱりベティのヒーローだよ(笑)2010/12/19
rokoroko
7
ひたすらヒロインを待っていたヒーロー(いい年なのに)医師でお金持ちで独身で優しい。少しは自分でもいい条件だなとおもわないのかしら。でも難しいわね結婚て。ゆったり感が良い話。2016/02/11
こえん
4
婚約者のいる美人看護師長のヒロインと、内科医師のヒーロー。ヒーローの言動からヒロインへの愛情が伝わってきて良かった。病棟内などの人間関係の描写が納得できるものでナイス。ヒーローのラストの告白にはちょっぴり笑わせてもらったなぁ…片思い歴、何年だ?2010/06/11
びわ
3
再読。べティに癒されたくて。はあ〜、やっぱりこのヒーロー好きだわ♪2013/05/15
びわ
3
べティのなかでも好きな話。ヒーローがひどいこと言わないし。ヒロインが少しイジイジしすぎなきもするけど、両親事故死したあとだししかたないよね。ゆったり見守るヒーローが素敵。 でもなんで3年前に行動おこさなかったのかしら2012/12/19
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