内容説明
貧しくも心やさしい娘アンジェラのもとへ、ある日、隣の伯爵家の跡継ぎダヴェントリ卿が訪ねてきた。戦場で醜い傷を負ってからというもの仮面で顔を覆い隠し、隠遁生活を送る彼は、村人から“悪魔”卿と恐れられている。そのダヴェントリ卿が私にいったいなんの用だろう?アンジェラが警戒しながら用件を尋ねると、ダヴェントリ卿は重い口を開き、唐突に結婚を申し込んだ。死が迫る祖父を喜ばせるための、期限つきの偽りの婚約を……。心を閉ざした男に惹かれるとも知らず、アンジェラは承諾した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あやか
1
前置き長くないかな??スラスラとは読めなかったかな。正直期待はずれな感じはある。2014/12/01
びわ
1
ヒーローが思っていたよりも冷たくなかった。でも最後のほうまでウジウジしすぎな感じが…司祭がかわいそう( ノД`)…ヒロインは、まっすぐな女性だったねえ。最後はヒーローに頑張ってほしかったけど、あのラストのほうがヒロインらしいかな。落ち込み続けるタイプじゃないものね。できれば、メロメロに愛を語るヒーローのエピローグが見たかったなあ。楽しく読めました。2013/03/04
める
1
余命いくばくもない伯爵を喜ばせるために、偽りの婚約をしたヒーローとヒロイン。おたがいを知るうちに惹かれあってゆく二人ですが、想いを素直にぶつけるヒロインとは裏腹に、戦争で心と顔に傷を負ったヒーローは自分と彼女の気持ちを受け入れようとしません。そんな時、伯爵の容態が悪化してーーー。ヒロインとヒーローの立場が逆転して行くのが面白かったです。たまに余裕がなくてどもってしまうヒーローが可愛い。2012/03/02
早川珠生
1
男爵がツンデレなうえにかなりな恥ずかしがりや 傲慢になりきれずあたふたしたり大変可愛かったです かつては放蕩者とはいえおっかなびっくり感からは見受けられずその頃は貴族特有の傲慢さはあったのかも 主人公の容姿の詳細は語られていないが叔母が自分の娘たちと一緒に舞踏会に連れていかないところから美しいと予想はつく2011/06/10
てん・ゆう
1
周りがあまりにもヒロインを持ち上げすぎなのに違和感が…確かに悪くはないけど、そんなにスバラシイならもっと早く売れてる筈だし持参金がないなら人柄が良かろうが難しいんだからやっぱりもらい手はないでしょうに。2011/04/17