内容説明
新鋭のミステリー作家マイケルは、元妻との離婚以来女性不信に陥り、多忙にもかかわらず秘書を雇うことを拒んできた。だが、旧友から秘書候補として紹介されたジェニーをひと目見て、即座に試験採用を決めた。理由の一つは彼女がマイケルの熱心なファンであることだが、それよりも以前ある場所でジェニーを見かけて以来、ずっと気になっていたのだ。マイケルはさっそく彼女を伴い、次作のアイデアを練るため、自邸の城へとむかった。道中で二人の間の緊張が急激に高まり、思わずマイケルはジェニーにキスをしてしまう。それが謎めいた秘書の、最初の仕事にすぎないとも知らずに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
4
この作家さんといえば復讐もの…ってイメージですが、これは個人所有のお城を舞台にしたロマンス。実はヒーローとヒロインは不思議な縁で結ばれていて、初対面のときほんの一瞬しか相手を見ていなかったのにお互い強い印象を持ってました。ヒーローが強引じゃなく、傲慢でもないし、ヒロインも恋愛に対して腰が引けているので展開はゆっくり。舞台が個人所有の島だし、登場人物も極端に少ないし、不思議な縁については最後に明らかになるので、あまりストレスがない。潮が満ちたら道路が沈んでしまうってところで有名な世界遺産を連想。見てみたい。2014/02/25
くろうさぎ
1
ヒーローってば、とんでもない妻と結婚してた割りには、ロマンティックじゃないですか~~~!運命感じる出会い!デジャブ感!でも、最後には謎?が解明されてすっきりですね~~!お城までやってくるうとはずうずうしい!つくづくお金の好きな元妻でしたね、、2010/09/01
MOMO
1
互いに異性に傷つけられた過去のせいで読んでてじれったくなるほど、なかなか関係が先には進みません。まぁ、お約束のごとく元妻がしゃしゃり出てきたりそのせいでヒロインが動揺したりとなるんですが・・・それでもこのお話の中で、一番魅力的なのはやっぱ古城のある島自体でしょ?ところで、この島って マラザイオンにあるセント・マイケルズ・マウントがモデルよねぇ?2010/08/08
みろん
1
過去の経験から男嫌いになった臨時秘書と、元妻のせいで女嫌いになった人気小説家とのロマンス。デジャブの説明がちょっとまどろっこしかったけど、島での雰囲気がいい感じ。出番少ないくせに元妻がうざかった…。2010/06/22
くろうさぎ
0
運命。2011/08/24