内容説明
サブリナは親友ローラとその夫リックの葬儀に参列した。夫妻は生後四カ月の娘を残し、自動車事故で亡くなったのだ。教会でマリオ・マルコリーニの姿を見かけ、サブリナは動揺した。マリオはリックの親友で、大金持ちのプレイボーイとして有名なイタリア人男性だ。ローラとリックの結婚式で会ったときから、サブリナはマリオにひどく誤解されていたのだった。葬儀のあと、彼女はマリオから驚くべき話を持ちかけられる。今すぐ結婚して、亡き夫妻の娘を一緒に育てよう、と。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
5
親友の遺児を育てるためとはいえ、愛情も子供もない結婚に同意してしまったヒロイン。ナニーを仕事にするほど愛情深い子供好きな女性なのに、世間からひどい誤解を受けているのも可哀想。けっこうひどい言葉を投げつけていたヒーローも誤解が解けたあとは後悔に満ちていて誠実で優しい態度。でも、ヒロインがこの結婚に求めているのはブランドものの服でもダイヤモンドでもなく、ヒーローからの愛。一番欲しいものが得られないままの結婚生活なんて耐えられないものねー。切なくて胸がきゅんとするお話でした。何度も読み返すお気に入りの本。2013/09/08
ちゃろ
3
⭐⭐⭐話しのストーリーはよくある設定なんだけど、一気読み。2013/09/09
こえん
3
住み込みで子守をしていたヒロインと、金融会社の投資家ヒーロー。ふたりの親友夫妻が事故で亡くなり、生後四ヶ月の遺された娘を引き取ろうとして…というところから始まるお話。ただ、ヒロインが元雇い主のせいでスキャンダルの渦中の人になってしまった経緯がイマイチ良く分からないことと、ヒーローの反応が過剰かつ不可解で…。ヒーローには、あなたに関係あるワケ?と突っ込みを入れたかった。あと、ヒロイン元雇い主が野放しかと思うと気分悪いわ~。2010/06/25
MOMO
2
えーっと・・・もしかしてローボーン夫妻はお咎めなし?・・・いっくらなんでもそれはないでしょ?メラニーさん・・・ただでさえ、あの夫妻が何をマスコミに流したのか判りづらいのに、あのまんま放置されたら、ずーっと判らないまんまのうえに、サブリナちゃんの名誉回復もありえないものになっちゃうでしょ?おまけに私ったら兄ちゃん夫妻のことが気になってしょうがないのよ・・・2010/08/06
みろん
2
事故で亡くなった親友の遺児の後見人に指名されていたふたりのロマンス。ヒロインを中傷する新聞記事を信じて、これでもか!とばかりにヒロインを罵倒するヒーロー。焦れ焦れする展開は面白かったけど、無関係の人間なのに、ヒーローの怒りはちょっと度が過ぎてる。兄アントニオの話はまだ未邦訳。刊行する順番間違えてる…。2010/06/21