講談社文庫<br> 赤い夢の迷宮

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講談社文庫
赤い夢の迷宮

  • 著者名:勇嶺薫【著】
  • 価格 ¥869(本体¥790)
  • 講談社(2013/11発売)
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  • ISBN:9784062766531

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内容説明

惨劇の同窓会の幕が開く――。ジュヴナイルミステリの第一人者が封印を解いた。ダークミステリ、衝撃作! 25年前、ぼくらは小学生だった。殺人鬼が出没する噂もあった街で、ぼくら7人は「やっておもしろいこと」を見せてくれる不思議な男OGの館に通った。地下室であれを見せられるまでは。OGからの招待状を受け取り、再会したぼくらは大人になっていた。7人を待ち受ける本物の惨劇。悪夢は始まっている。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

77
児童書の大家はやみねかおる先生の、大人へ向けたミステリ。ある地方都市で小学生時代を過ごした7人が、ある日贈られてきた招待状にて同窓会に参加する。しかし集まった、当時幽霊屋敷と呼ばれた邸宅は、ミステリで言う嵐の山荘と化してしまう。「獄門島」が思い出される様に、連続殺人の幕が切って落とされる。本作は隠れた殺人鬼は誰かが目的ではなく、これを仕掛けた者は誰かと探偵役は誰かという、先が読めない凝った作りに驚く。終焉も単純に正義は勝つではなく、悪を知って対処する事が大切という、現代的な示唆が含まれている様に感じる。2021/12/24

ami*15

50
「はやみねかおる」名義の作品ではあまり出会えないような残酷シーンの連続&ブラックな世界観に序盤から戦慄した。小学生時代の「ぼく」が仲間たちと“OG”の館で目撃した地下室のグロテスクな光景、再会した25年後の彼らが経験する別荘での惨劇。虫かごに例えられた別荘での悲惨な出来事や「ぼく」の身近に潜んでいた殺人鬼の思想には狂気しか感じなかった。なんだか曖昧でもやもやとした空気が残るような後味の良くない読後感。物語が終わってからも“赤い夢の迷宮”の中で今でも彷徨い続けているかのような感覚がします…。2019/02/01

ももんが

27
★★★☆☆なんとなく序盤で犯人が分かるも最後になるにつれ、何か迷いこんだような感覚になりました。2016/11/09

じょうき

20
はやみねかおるファンとして気になっていた作品。氏の大人向けミステリとはどんなものか。オープニングで現在をちらりと見せて、物語は過去に飛ぶ。そこで描かれる小学校生活は、不穏な事件の影が見えるものの、いつもの作風。お化け屋敷に忍び込むなど冒険心をくすぐられる。しかし、それに続く厳しい現実世界、絶望的なクローズドサークルは作者が誰かしばし忘れさせる。正直、真相は驚くほどではなかったが、この黒さはよい。メインの視点である教師の語りが柔らかくて恐怖を和らげているが、もっと徹底的なイヤミスも読んでみたい気がする。2026/02/16

リップ

19
はやみねかおるさんてこんな気味わるい話も書けるんですね。小さい頃、まだ読書が好きじゃなったときですら読んでたはやみね作品。面白かったのは間違いないけれど、割と分厚い割に登場人物一人一人の印象が弱かった。ユーレイやココアなんかは本筋とあまり関係ないまま終わってしまうし。終わり方もちょっともやもやしてて人によって捉え方が違いそう。2016/10/03

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