内容説明
幕末、高杉晋作・久坂玄瑞ら長州藩の若者たちを倒幕運動へと導いた吉田松陰。彼ら若き才能は、なぜ狂おしいまでに行動し続けたのか。その元となった松陰の思想とは? 松陰自身は何を求め、何を目指して生きたのか? 松陰の生涯を史実に基づき瑞々しく描く。
目次
第1章 幼少期の松陰
第2章 旅人となった松陰
第3章 黒船来航と松陰
第4章 投獄された松陰
第5章 松陰と若者たち
第6章 松下村塾とは
第7章 留め置く魂
第8章 松陰復権
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺
10
山口県萩博物館特別学芸員の一坂太郎による松陰伝。口絵に珍しい『吉田松陰絵伝』が6ページ。なかなかシンプルな絵である。地元の研究者による伝記だから、貴重な史料からの引用もあり面白い。松陰の未熟な部分や限界もきちんと書く。松陰没後の長州での復権の話が良い。松陰という人は「偉いなぁ」と思わされたり「馬鹿だなぁ」と思わされたりする人物。満28歳で死んだんだもの。仕方ないわな。江戸送り前の松陰は見苦しい。2013/04/30
ryuuguuin_sin
2
考えるだけではなく、実践することの大切さを学んだ。私の場合、それは書くことである。ただ、外に出て、いろんな体験もしてみたいものだ。「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂」
いとのり
0
全青司山口大会の基調講演の先生の本になります。吉田松陰の一生のお話ですが、これを読む前は別に読んだ本の影響で吉田松陰=幕末のテロリスト的なネガティブなイメージでした。読了しての松蔭の印象は、非常に努力家、大人になりきれないまま(行動が子供)、いったん決めると突き進む(青臭い)、周りが見えないことがある・・・という感じでしょうか。最後に幕府に捕まった際も嫌疑にあたる事実は全然関係なかったのに、「実は自分は暗殺計画を考えていました!」と自白してしまうところは、「馬鹿?」と感じてしまいました。。。2019/12/11
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