内容説明
閉塞感が増す今の日本で、うつに向かいそうな重い気分を切り替えて、前向きに生きるにはどうすればいいのか。瞬間、瞬間を大切にすることで、ネガティブ思考に陥らず、心がフッと軽くなる方法をアドバイスします。講演会を開くとたちまち満席になる精神科医名越先生の話題の書。黒柳徹子さんが本を紹介し大反響。内田樹さんも大絶賛。
目次
第1章 閉塞感が増す時代の「今を生きる力」(自殺が増えるなど、なぜ日本人の心は疲弊しているのか;閉塞感が充満する日本で、どう前向きに生きればいいのか)
第2章 心が弱っていると思った時、うつに向かわないために(誰にも相談できない状態の時、何を考えればいいのか;何をしていてもネガティブな考えになる時、どうすればいいのか ほか)
第3章 人にとって働くこと、生きがいとは(仕事が面白くない時、どう向き合えばいいのか;コミュニケーションがうまくいかない時、どうすればいいのか ほか)
第4章 せちがらい社会を生き抜くために(絶望的な時に投げ出さないためには、どうすればいいのか;前向きに生きていくには、何をすればいいのか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAKAPO
34
今を生きよう。もっとエネルギーを費やす。そうすれば、仕事にも集中できるし、自分も瞬間瞬間で充実する。周りの目も変わってくる。充実している人が発する空気は、だれもがキャッチできるくらいの輝きを持ちます。 2018/05/13
やすらぎ🍀
31
感想を書かずに手放すことにしました✨2020/02/05
ユズル
25
最初は読みにくいのかしらと、恐る恐るページを繰っていったら、要所要所に「あるあるある!!」と納得することが多くて。今ここ、集中力を高める、私もこれを肝に命じてこの先の人生に向き合いたいです。決して重い話でないですよ、ただ、ちょっと心が疲れちゃった方におすすめします♪2014/10/26
アオイトリ
24
再読)一世を風靡した名越先生。10年前とコロナ禍のいま、閉塞感が共通している。「なんのために生きるのか。どう生きることが人間の基本なのか」ほとんどの日本人が答えを持っていない。この根本的欠落を素直に認めたい。合理主義は自分のちっぽけな損得勘定を正当化する便利な小細工に過ぎないことも肝に銘じる。とりあえず、目の前のことをちゃんとしよう!感情礼賛は卒業。かつて「甘えの構造」でみた日本らしい安定した心性は失われつつある。その責任の一端は自分達世代にもある。若い人が自分らの振る舞いを通して何を思うか考えた。2022/02/18
とよぽん
19
今の生きづらい世の中で、どのように自分の心と付き合っていくか、とても具体的で分かりやすく書かれている。考え方や視点をちょっと変えるだけで、見え方や景色が劇的に変わるということも頷ける。「今、ここ」の一つ一つの行動を、意識して行うことも大切なのだそうだ。目からウロコの内容がびっしりの1冊だった。2015/11/25