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内容説明
経済をわかりやすい語り口で語る著者が、「激安」商品を俎上にのせ、安さのからくりをズバリ指摘。コストを徹底的に減らせたワケは。コラムも充実した、賢い消費者になるための必読書。
目次
第1章 「激安」の現場(激安ジーンズのからくり
百円バーガーのからくり
低価格スーツのからくり ほか)
第2章 「激安」の人物史(フロントランナー 中内功
欧米型リーダー 鈴木敏文
地方からの発信 柳井正 ほか)
第3章 「激安」のこれから(ナショナルブランドからプライベートブランドへ
「ブランド」という付加価値
激安の裏側にあるもの ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
49
690円の激安ジーンズ、100円バーガー、29800円のパソコンなどがなぜ可能なのか、そのからくりをわかりやすく解説した書。人工衛星による宇宙モニター方式なんて驚きです。それでも「グローバルサプライチェーンマネジメント」やら「スケールメリット」やら「ファッションインキュベーター機能」やら、カタカナ語がバンバン飛びかい、いちいち確認しながらだったので少々疲れましたけど。激安競争も今は鎮静化しているようですが、激安品の流通が地場産業を破壊し地域経済を破綻させていることに、我々消費者は早く気付くべきですね。2014/11/19
ひろ☆
26
激安の理由。激安による弊害と、激安に挑戦した人たち(ダイエー、イトーヨカドー、ドンキホーテなど)最近の安すぎるものは怖いね。特に食べ物は。なぜ安いのかなんとなくでも分かっていれば、まだ安心できる気がする。2014/12/11
きんてつ
23
激安商品の現場について解りやすく解説。中でも外食チェーンに納める穀物商社が衛星から地球をモニターし、穀物の生育状況、収穫状況をチェック、価格が下がりそうな地域、タイミングを探っている話にビックリ!金子さん亡くなられたこと残念です。2015/03/21
メタボン
12
☆☆☆★ マーケティングの本質を理解している著者ゆえの「激安」理論および批判。消費者の立場で買える値段から値決めを考え消費者に支持されたダイエーは、エスタブリッシュメントを意識して方向性を間違え没落した。激安を突き詰めれば日本の空洞化は進むばかり。やはり激安のからくりを考えることと、デフレの脱却を考えることは、視点が同じような気がする。マーケティングの賢者にはもっともっと出番があったはずだった。日本はあまりにも惜しい人をなくした。2015/06/17
ともたか
11
デフレの世の中が続いて「激安」が当たり前になってしまって少々安くてもあまりピンと来ない。しかし「激安」が続いていることはあきらかだ。2016/03/19
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