内容説明
◎多くの関係者の証言を元に綴った
清志郎ファン待望のノンフィクション!!
■名曲『2時間35分』を捧げた初恋の女性が
初めて明かした「幻の未発表曲」入り
テープの秘密が、今、明らかになる!!
忌野清志郎が高校時代にRCサクセションとしてデビューした後、
苦悩と挫折、そして栄光をつかむまでの青春ストーリーを
多くの関係者の証言を元に綴ったノンフィクション。
初恋の女性に贈った未発表曲入りテープと
ライナーノーツの秘話をはじめ、
初めて化粧をしたときの「屋根裏」の楽屋での様子、
遺作となった「夢助」というアルバムタイトルに
込められた言葉の意味など、
これまで世に出ていなかった話が数多く語られています。
清志郎を心よりリスペクトする作家による
ノンフィクションの傑作です!
目次
第1章…トランジスタ・ラジオ ~裏切り続けるアーティスト
第2章…ぼくの好きな先生 ~大きな夢
第3章…スローバラード ~早熟ゆえの苦悩
第4章…まぼろし ~青春の蹉跌
第5章…ぼくとあの娘 ~隠された出生の秘密
第6章…雨あがりの夜空に ~胎動
第7章…よォーこそ ~沈黙の球場の中で
第8章…サマータイム・ブルース ~歌うことは抗うこと
第9章…激しい雨 ~人生は歌うに値する
終章…夢助
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
清新
2
清志郎は、他者とコミュニケートするためには常に歌、あるいは詞が必要だった。とか、清志郎の抗議行動は 表現をもぎ取られた憤りに 根ざしている。など、所々 腑に落ちた。第6章の 清志郎の本気モードの詳細が知れて良かった。最後の夢助の由来も知れて良かった。清志郎の歌は すべて 清志郎の生きた証なのが 改めてわかった。2023/02/10
amanon
2
アマゾンでのカスタマー・レビューでも肯定派と否定派とでかなり極端に分かれていたが、確かに独後の印象は少々複雑なものがある。個人的には冒頭で触れている未発表音源についてのエピソード、とりわけそのテープに収められているのが、個人的に初期RCの楽曲の中でも一、二を争うフェイバリットである「涙でいっぱい」というので、思わずテンションが上がり殆ど一気に読み終えたのだが…事実誤認は多いし、著者自身どれだけ清志郎に切実な思いをもっているのかというのもかなり怪しい。できたら同じ趣旨で違う人に書いてもらいたかった。2011/04/02
takizawa
2
連野城太郎『GOTTA!忌野清志郎』を読んで興味を持っていたのでこちらも。ディレクターとウマがあわずデビューしてからしばらく干されていたという話,真相は少し違っているようで,ディレクターが変わりRCの売り出し方も変化せざるを得なかったという“大人の事情”もあったとのこと。「5月4日、都内で行われた密葬では、棺に入った清志郎に寄り添うように、互いに手を握り合ったチャボとリンコの姿が参会者の涙をさそった。」2010/08/29
trippy
0
「GOTTA!~」に迫るリアルな内容。泣ける。「ラプソディー・ネイキッド」を思わず引っ張り出してしまった。2010/07/03
くろいの
0
記述に間違いが多い。2010/05/10