角川書店単行本<br> 皇太子婚約解消事件

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角川書店単行本
皇太子婚約解消事件

  • 著者名:浅見雅男【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2015/01発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048850537

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内容説明

皇太子妃をめぐる裕仁親王(昭和天皇)の「宮中某重大事件」の前に、嘉仁親王(大正天皇)でも交代事件があった事実はあまり知られていない。皇太子婚約破棄事件の裏側から、特権階級に蠢いた思惑を探る労作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばう

19
★★皇太子妃を巡る裕仁親王(昭和天皇)の「宮中某重大事件」は聞いた事があったけれど大正天皇にも同じ様な事件があったとは知りませんでした。天皇の周囲の一部の人達の思惑でお妃候補がくるくる変わっていく。そういう時代だったと結論付けてしまうのは簡単だけれど当事者達にしてみればたまったものではなかったでしょうね。2015/03/23

縁側

7
面白かったが、学術書として読んでいるわけではないので、参考文献の説明とかがくどく感じた。本来なら一般庶民には知らされる事のなかった菊のカーテンの中での出来事が、このように誰でも知る事が出来る不思議さ。伏見宮貞愛親王のような、天皇の藩屏としての皇族が確かに存在した時代ならば、今の世の内親王をどう思われた事か。2021/03/21

まめお~

7
皇太子(大正天皇)の后選びにあたり、宮中首脳が「顔が」「背が」「性格が」と言いたい放題^^; こんな話もありつつ、幼少時の皇太子、伏見宮家の歴史、禎子女王との婚約解消後の后候補浮上、その後の伏見宮父娘等々について、内親王御養育主任の日記を中心とした膨大な参考文献により書かれている。先日読んだ「大正の后」では知ることのできない婚約解消にいたる経過や明治天皇の思い・・興味深かった。「大正の后」でも登場した「宮中某重大事件」では婚約が解消されなかったから、今の天皇陛下がいらっしゃるんだなぁ。なんだかスゴイ・・2014/12/20

mimm

4
ゴシップ的な臭いに惹かれ、野次馬根性で手にした一冊。大正天皇の婚約解消事件のノンフィクションで、こんなことがあったと初めて知りました。と同時に、平安辺りの皇族婚姻の根回しと言うか泥沼過程というか野望と言うか、そんなのも垣間見た気がして、個人的には楽しんでしまった一冊です。皇族に力を取り返すのも、中世の元気な上皇が浮かんでしまったり。今問題になってる宮家のことも、ここで種が蒔かれたか…と、興味深いところがいくつもありました。何だか古代とあんまり変わってないような気もするのだけれど。庶民には関係ないか。2013/04/18

恵美

3
当事者の人となりや時代背景、禎子女王に決まってから解消、九条節子に決まるまでを詳しく描いているのでわかりやすい。2018/03/19

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