触発する図書館 空間が創造力を育てる

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触発する図書館 空間が創造力を育てる

  • 著者名:大串夏身/鳴海雅人/高野洋平/
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 青弓社(2014/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787200457

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内容説明

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図書館のあり方を構想する建築家のアイデアと新しい図書館運営技術を活用した空間・サービスを、イラストと解説文で提案する。

目次

プロローグ  大串夏身

第1章 触発する図書館──空間が創造力を育てる 大串夏身
 1 新しい時代の到来と図書館
 2 知識創造の場としての図書館
 3 知識の共有化と図書館
 4 本と出会う場としての図書館
 5 触発する図書館──知識・物語・情報と人を結び付ける
 6 地域づくりを支える図書館へ
 7 新しい技術の活用
 8 知識と情報を創造する場としての図書館
 9 自由な発想こそが──新しい時代への架け橋

第2章 図書館空間の可能性
 0 新しい図書館を探る視点
  001 知の参照から知の創造へ
     気がつけばブレスト
  002 均質な大空間から多様な空間の集合へ
     キャラクタリスティック・スペース
  003 静寂性を超える新しいルール
     賑わってこそクリエイティブ
  004 リアルな空間としての図書館
     感じる空間
  005 情報収集から情報発信の場所へ
     発信、倍返し
  006 活動と情報の複合化
     「活動と情報」の幸福な関係を
  007 メディアの複合化
     メディアの連鎖は興味の連鎖
  008 網羅的情報から専門的情報へ
     知り尽くす魅力
  009 地域の個性を表現する
     そこにしかない図書館

 1 図書館の空間
  101 ストーリーがある書架配置
     探すより出会いたい
  102 オリジナルテーマの書架
     テーマ分類 ∞ 無限大
  103 ギャラリーのような表紙を見せる書架
     表紙はアートだ
  104 話題の本を発信する書架
     トレンドの先が知りたい
  105 アイデアが生まれる閲覧席
     インプット×アウトプット=アイデア
  106 コミュニケーションが生まれる閲覧席
     本は人の絆を作る
  107 自由な活動ができるグループ室
     この部屋のなかに自由がある
  108 お気に入りの閲覧席
     自分スタイルを作る
  109 生き生きとした空間を作る音環境
     音の個性だけ場所の個性がある
  110 活動の幅を広げる光環境
     光が選べる
  111 図書館の特性を生かした空調とは
     快適なのに無駄がない
  112 居心地がいい読書環境とは
     カフェ的な心地よさ
  113 図書館に求められるインテリアとは
     脱インテリア
  114 図書館に求められる構造計画とは
     建築と家具の境界なし
  115 究極のサイン計画とは
     ウェイファインディング

 2 図書館員との新しいコミュニケーションのかたち
  201 知的で創造的な利用者サービスのかたち
     図書館員の意識改革──知的触発人として
  202 相談しやすい「親しみの距離」
     カウンターが消える
  203 攻める利用者サービス
     利用者のもとへ、街に飛び出せ
  204 地域の情報拠点としての役割
     最高のナビゲーター
  205 拡がる活躍の場
     地域のちからを引き出す
  206 公共の枠を超えて拡がるワーカーズコレクティブ
     競争激化による最高のサービス追求
  207 課題解決型サービスの創造
     フリーアドレス型オフィス
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおにし

10
図書館は人と本の出会う場にとどまらず、人と人が出会い触発しあう場であるべきという意見には賛成。そのためには図書館の既成概念のリセットが必要であるう。「気がつけばブレスト」「カフェ的な心地よさ」「カウンターが消える」などのアイデアを、実現可能なところからどんどん取り入れて欲しいものだ。まずは本書をネタに図書館職員と市民がよりよい図書館づくりについて話し合う場が持てたら最高だと思いますね。2012/07/28

スターライト

5
図書館の在り方についてのヒントになると思って読んでみた。たしかにいろいろなヒントはあり、そうあればいいなと思うこともあったが、よく考えてみればどれも図書館を作る側からの(自省もふまえた?)提起が中心であり、利用者が今こういうことを望んでいるからこうすればよいのでは、という視点が欠落している気がした。多くの人はやはりベストセラーを読みたがり、子どもや少年少女は絵本やコミックを読みたいと思っているのでは。そうした現状から出発していないので、どうも上滑りしている感が否めない。残念。2017/02/12

kaizen@名古屋de朝活読書会

4
新しい図書館を探る視点は、空間設計など、著者らの専門分野については提案はよいものが多い。建物としての図書館に対する提案としてはよい。情報の宝庫としての図書館の分析がいまいちかも。利用者としての筋書きがな。書店、ネットとの繋がりの絵を描いてない。利用者視点の筋書きがあると嬉しい。多くの図書館のコンピュータシステムが「?」な理由が出てくるかも。何を変えれば図書館が再生するか。図書館員と国民の両方を触発しないとと思った。各分野の専門家がもっと図書館に関わるとよいだろう。地方の図書館はその地方の専門家を使おう。2012/04/23

lovemys

3
こういう図書館になりたいなー。図書館は活用するもので、出会いを作る場。どうしても貸本のイメージだけど、実は色々できるのである! 図書館の可能性は人間の可能性。うんうん、図書館には本を読む以外のいっぱいがつまってる。もっと魅力的な図書館にしないとね!2020/11/27

kuri

2
これからの図書館のあり方として、変えるべき所、変えてはいけない所の両方があります。変えてはいけない所にも言及してほしかったと思います。 それからICタグに期待し過ぎでは。確かにICタグは様々な可能性を秘めていますが、現実的には耐用年数や価格などの問題がクリアされていません。2012/03/30

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