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内容説明
大好評『理性の限界』の著者による熱く楽しい哲学ディベート第2弾。本書では、ウィトゲンシュタインらの論を紹介しつつ、人間の知的営為の基本である「言語」「予測」「思考」の限界と可能性に迫る。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
110
前著ではどちらかというと論理学系統の話を分かりやすくしてくれましたが、今回は哲学関連の話が多いように感じます。私はあまり哲学についてはわからないので、このような対談形式にしてくれるとわかったような気がします。ウィトゲンシュタイン、ポパー、ファイヤアーベントなどについて論じてくれます。特に参加者がユニークでまあ哲学者は当然としても学生、会社員、運動選手、数理経済学者まで出てくるのでびっくりです。2015/11/03
ehirano1
92
「理性の限界」の続編です。期待に違わぬ面白さ!こんなシンポに当方も参加してみたい。もちろん○○主義者としてではなく、一介のサラリーマンとしてですが。2017/11/04
mitei
79
この本を読むと人類が何を考えているかが(自分も人類の一人だけど)よくわかるような気がした。続編が出るらしいので続きもまた読んでみたい。2011/06/30
harass
70
前作「理性の限界」で取り上げなかった、哲学・科学での専門的で一般常識と異なるように見えるが、その道では常識とされる説をあげていく。ウィトゲンシュタインの言語の限界、複雑系、「人間原理」、サピアウォーフ仮説(使う言語が異なれば感覚や思考も異なる)など。知的好奇心をくすぐる刺激的な内容を読みやすく書いてあり、前作とまったく同じ脳内シンポジウム形式。難解な内容をさらっとニュアンスで説明していくのはなかなか巧みだ。個人的に前作にもでてきたがファイヤアーベントという哲学者に興味をもった。良書。2017/07/23
ehirano1
58
ファイアーベント再降臨!やっぱりどこか共感してしまうファイアーベント!彼の自伝(「暇つぶし」)を読んでみようかと本気で思い始めています。2018/02/10