内容説明
不足する保育所と増加する待機児童、高すぎる保育料、規制緩和と企業参入による格差拡大、保育と幼児教育の一元化…福祉先進国と言われるスウェーデンも、日本が直面している課題を同じように抱えていた。市民運動や政治は課題をどう解決してきたのか。政策立案の中心にあった著者が描く保育と政治のドキュメント。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
プレスクールの歴史的ルーツ―1850~1930年
保育所の是非をめぐる議論―1930~1960年
1968年保育施設調査委員会と最初のプレスクール法
第一の改革―1970年代:保育拡大計画
国庫補助金を通じた統制
よりよい運用を求めて―1976~1985年
民営保育所の是非―1980~1990年
プレスクール全入構想―1985~1991年
プレスクールと基礎学校の関係―1981~1991年
政権交代―1991~1994年〔ほか〕