学研M文庫<br> ポーランド電撃戦

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学研M文庫
ポーランド電撃戦

  • 著者名:山崎雅弘
  • 価格 ¥1,188(本体¥1,080)
  • 学研(2012/09発売)
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  • ISBN:9784059012597

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内容説明

1939年9月1日、英仏と同盟を結ぶ「東方の軍事大国ポーランド」に攻め込んだドイツは、わずか1か月でその国土を蹂躙、ソ連とともにポーランド領を2分した。第二次大戦はいかにして始まったか。またドイツ電撃戦の嚆矢としての戦いはいかに行われたか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

future4227

48
ワールドカップでも日本と対戦したポーランド、やはり元々持っている国民性がしぶとくてしたたか。国土を分割される経験を持つ国の領土への執着心は半端ないって。それに比べて英仏はヘタレ。暢気な外交で独ソを勢いづかせてしまう。そもそもドイツVSポーランドはダンツィヒ自由都市という特殊地域の利権を巡る争いに端を発するもので、たとえヒトラーでなくても戦争は避けられなかったとする筆者の見解は興味深い。ただこの本、詳細なデータを元にした記録文で、小説をイメージして読むと肩透かしを食らうので注意が必要。 2018/07/06

兵衛介

3
ポーランドの立場からみた大戦勃発前夜の外交戦が実に興味深かった。実際本書の半分は戦争勃発に至るまでの独ポ英米仏ソの外交戦に筆を費やされている。ポーランドが一方的な被害者ではなくパワーゲームのプレーヤーの一人として立ち回り、一時は枢軸国寄りの国として見られていたことなど、目から鱗なことが多く有益な読書だった。2010/05/16

kei_mi

3
今の視点ではポーランドはドイツに譲った方が賢かったようにも思えるが、それができない事情をここまで詳しく書かれては納得するしかない。 グダニスク帰属問題は典型的なまずい戦後処理で、二次大戦は一次大戦が原因との思いを新たにした。 この時点では電撃戦はドクトリンとしては採用されてないけど、一国を消滅させるスピードとしては電撃的だなあ2010/04/25

いぬい

2
失敗した均衝外交の好例。何故こうなったか理解できなくもないが、その代償を支払わされた数千万もの無関係な人々には何の慰めにもならないだろう。2010/04/25

dongame6

1
ロシアとドイツに挟まれたポーランド国家の成り立ちから始まり、その独立運動の歴史、第一次世界大戦後どう独立を果たしたか、その後のソ連との戦争や戦間期、そして台頭するドイツに対してどう対応したか。WW2においてドイツに占領されるまでのポーランドの辿った経緯が良くわかる一冊。ポーランドについて基礎知識が無い私でも非常に分かりやすく読む事が出来た。また、ダンツィヒの帰属問題や回廊問題など、WW2の他の本でよく出てくる出来事についても詳しく知る事が出来て大変良かった。ドイツの侵攻が始まってからの作戦経緯も詳細2012/12/04

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