[新版]自立と孤独の心理学 - 不安の正体がわかれば心はラクになる

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[新版]自立と孤独の心理学 - 不安の正体がわかれば心はラクになる

  • 著者名:加藤諦三
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2011/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569777740
  • NDC分類:159

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内容説明

一人でいることを楽しめない、嫌われたくないから他人の意見に迎合する……、それは、他人の評価に頼ってしか生きられないから。他人の評価を気にしているから、いつも不安な気持ちにさいなまれ、その不安を解消するために愛着行動を起こすのである。本書は、心のバランスを崩す要因となっている“分離不安”について取り上げ、苦悩に満ちた人生を実り多きものに変換していくためのヒントを説き明かす。親の束縛や過度の干渉を受けて育った人は、期待に応えなければ愛情の絆から分離されてしまうと思い込んでいると著者はいう。「些細なことで怒るのは愛情に飢えている証拠」「心の支えがないから人からの評価を求める」「虚勢を張るのは劣等感の裏返し」など、他人の言動に過敏に反応してしまう心理を鋭く分析し、いかにして真の自立と自由な生き方を実践するかを説く。

目次

第1章 なぜ一人でいると不安になるのか(人に愛着する心の底には母への愛着がある;昇進してうつ病になるのは愛着行動ができないから ほか)
第2章 相手を所有したいという気持ちには依存心が潜んでいる(理解され、許され、賛成されたがっている人;うつ病者は自分が人に求められることを求めている ほか)
第3章 しがみつくから相手に縛られる(祝福されて生まれてくる者と拒絶されて生まれてくる者の違い;他人にしがみついている人は怒りを表現できない ほか)
第4章 人に嫌われたくないのは自分に自身がないからである(自分に自身がない人には、親に見捨てられる恐怖体験がある;子供は親に秘密を持つことで内面性を獲得する ほか)
第5章 なぜ自分の本当の心を偽るのか(自分の気持ちを抑圧する心理の底にあるもの;なぜ、いつも自分の気持ちを抑えてしまうのか ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

35
人は傷つくまいと防衛的になる結果、かえって普通の人よりも深く傷つく。生きることはさして危険ではないのに、その人の恐怖に対する敏感性ゆえにいつも実在しない危険に対して防衛的になる。危険とは傷つくことに対する危険である。自分の幼少期に自分の心の中で何が起きていたのかを正しく理解することは、現在の自分の心の中を正しく理解することにも通じる。人の評価に頼ってしか生きられないことの欠点は、何か試練を前にして、「だめならだめでいいや」と思えないことである。失敗を恐れるのは、人の評価に頼ってしか生きられない人である。2019/04/07

テツ

19
どんな関係性であれ他者の評価だの価値観だのに自分が縛られる必要はない。そんなものはクソの役にも立たないから無視して自分だけの基準を構築しなさい……と簡単に言ったとしても絶賛自縄自縛中な真面目で良い子には届かないんだよな。束縛したくない。束縛されたくない。常に独立した個人として存在して、そうしたスタンスを互いに尊重しながらつきあいたい。友人でも恋人でも配偶者でも結局はこうした考えに至ることが人間として真に自立と自律が叶った証なんだと思う。少しずつでいいから自分を苦しめる枷を破壊していって欲しい。2021/04/29

ayako

3
kindle unlimitedで。分離不安や愛着障害について書かれている本。心理学に精通している人なら基礎的な内容です。サブタイトル、「不安の正体がわかり心がラクになれる」とありますが、なれるのは一瞬かな。一過性の安心よりも、長期的な心理安定を求めたい人にはお勧めしません。知識を増やすというの点では、読む価値はあると思います。2019/02/05

ねっそ

2
キンドルアンリミテッドで読書。 一体何冊この加藤さんの本を読んだのか。 基本的に幼少期の欲求が満たされなかったから大人になって潰れるというのが加藤さんの話。だからこそそのことを自覚して自分を許して、親への愛着を乗り越えろみたいな感じ。書いててやっぱり理解出来てないと思った。 自立していないから孤独が辛いというのは本当にそれ。一人を楽しめるようになろう。2023/02/20

とこ

2
自分の弱さ未熟さと原形がわかる本。助けを求めたい時にまた読もう。2019/02/09

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