内容説明
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「現代の古典」ともいわれ、世界中で読み継がれている教育思想と実践の書『被抑圧者の教育学』。ブラジルの教育思想家パウロ・フレイレの思想と方法は、死後、ますますその重要性が明瞭になってきている。人間を「非人間化」していく被抑圧状況の下で、人間が人間になっていく可能性を追求したフレイレの主著を、10のテーマから読み解く。オリジナル・テキストからの訳とともに。
目次
序章 パウロ・フレイレとラテンアメリカの民衆文化運動第1章を読む1 人間化と非人間化 フレイレの「難解さ」 価値の二項対立 人間化と非人間化2 被抑圧者による解放 元司教、パラグアイの大統領に 解放の神学とキリスト教基礎共同体 貧しき者への択び 征服と同化3 人間であるということ 人間という存在 人と、モノの所有 人格の完成第2章を読む4 預金型教育をめぐって 伝達か対話か 預金型教育は文化侵略のパラダイムである 預金型と銀行型5 死んだ時間と生きた時間 時間の節約 時間貯蓄銀行 世界と、この世界のなかの私 生きた時間第3章を読む6 世界を読む──フレイレにおける識字 絵を読む 意識化のためのコード表示 「隔たり」のなかの可能性 言葉を採集し、学習プログラムをつくる7 参加型調査とは何か 「生成テーマの調査サークル」から参加型調査へ 参加型調査と人類学的な文化研究 参加型調査とPRA 民衆知とエスノ・サイエンス ともに世界にはたらきかける8 対話の諸条件 フレイレの「愛」の思想 謙譲と信頼第4章を読む9 フレイレの革命論 ペダゴジカルな過程としての革命 教育者と革命家10 フレイレの遺産の受容 新しい社会と新しい人間 キューバ革命とラテンアメリカの現在 批判の言語と可能性の言語 北米でのフレイレの受容補章 『被抑圧者の教育学』序文について…座談 〈伝えあい〉の文化を創りだすために文化総合──大沢敏郎さんへあとがき
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