内容説明
10歳にしてテームズ川の船乗りになり、マゼランの半世紀後、史上二人目の世界周航者となったキャプテン・ドレーク。奴隷貿易とスペイン植民地襲撃で、巨万の富を手に入れる一方、エリザベス女王にサーの称号を受け、イギリス海軍提督として無敵艦隊を撃退する。16世紀、海上という無法地帯を舞台に、大暴れした男たちの野望と冒険を活写する。(講談社学術文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
人生ゴルディアス
5
この本、講談社学術文庫だよね? とちょっと思ってしまった。厳選された良書だけがこの文庫に入ると思ってたんだけど。それとも先日読んだ『図説スペイン無敵艦隊』が良すぎたのか。イギリス船がスペイン船と戦う時につかず離れずの位置を保った理由を、本書では「スペイン艦隊をあまり本土に近寄らせてはならないという目的があるため」とよくわからない説明だが、『図説』のほうでは両国の戦術の違いから解説。あと、無敵艦隊って自称じゃなくて他称らしいが、本書ではスペインの自称とする。フランドル地方についての解説もないし。むにゃむにゃ2015/09/19
中島直人
4
エリザベス女王の時代に活躍したキャプテンドレークの物語。単なる海賊、泥棒?といってしまえば、それまでかもしれないが、その時代の価値観のもと、精一杯頑張った優秀なキャプテンの軌跡。面白く読めた。2012/04/26
Rootport Blindwatchmaker
1
ややドレークを英雄視しすぎているようで、歴史小説っぽくなっちゃっている。たとえば本書ではスペインが「無敵艦隊」を自称したことになっているけれど、史実では違うらしい。とはいえ、そういう誤解を補ってあまりある面白い本。フランシス・ドレイクの冒険は英国民の目を海に向けさせ、大英帝国成立の遠因となった。歴史上かなり重要な役割を演じた人物にもかかわらず、日本語で読める伝記はあまり多くないらしい。エリザベス女王の伝記にちょびっと登場する程度だ。読みたいと思っていたところに丁度よく見つかった1冊だった。2016/01/18
しお
1
図書館。無敵艦隊のあたりが知りたくて読んだんだけど世界周航らへんがすごく興味深く面白かった。何ヵ月もかかる未知の航海を成功させる航海技術すごすぎる。2011/04/23
鈴木さん
1
※司馬遼太郎のような登場人物の心情まで書かれていることを期待して読み始めたのですが、序盤はほぼ編年体で事実のみ書かれている感じで読んでいて少し辛かったです。しかし物語が盛り上がるにつれ、余計な心情描写がないぶん自分の想像力をフル稼働させて楽しめました。世界史の授業をとってたら、もっと世界観に浸れたのかな…2010/10/26
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