ちくま文庫<br> ビール世界史紀行 ――ビール通のための15章

個数:1
紙書籍版価格
¥968
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ちくま文庫
ビール世界史紀行 ――ビール通のための15章

  • 著者名:村上満【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 筑摩書房(2015/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480426802

ファイル: /

内容説明

5000年以上の歴史をもち、世界中で飲まれているビール。メソポタミアでの発祥、修道院でのビール造り、そして日本への伝来まで、そのルーツと歴史をたどる。エールとラガーの違いなど、ビール好きなら知っておきたい知識もまじえ、ビールとその歴史を学ぶための決定版といえる一冊。便利な「ビール小事典」付き。

目次

麦酒伝来―わが国ビール事始め
ビールの発祥
エールについて
ポーターとスタウト
エールの蹉趺とCAMRAの発祥
修道院とビール
ヴァイヘンシュテファンとザンクト・ガレンの修道院
液体のパンとマルチン・ルター
ビールの純粋令
ミュンヘンとビール
ピルゼン・ビール
ドイツの上面発酵ビール
ベルギーとビール
自然発酵のランビック
二一世紀の世界ビール市場

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中年サラリーマン

9
ビールについて学びながら歴史についても学べてしまう一粒で二度おいしい本。日本をラガービールが席巻したのは明治の元老達がドイツびいきだったところから来ているというのが面白かった。あと、ラガーとエールの違いとか修道院ビールの解説もあり面白かった。2013/08/17

ネムル

6
西洋におけるビールの流れがさくさく語られるので、中世史に明るくないと内容があまり咀嚼できない。技術的な説明もハードル高めでやや苦労(まあ、「ビール通のための」って言ってるくらいだし)。ただし英仏を国のモデルにした幕末と、普仏戦争以後のドイツへの憧憬から、エールからラガーへと変わっていく日本の醸造史が読めたのは良かった。チェコでピルスナータイプのビールが一世を風靡しエールに取って代わったことの背景に、ガラス容器の流通によりビールを見て楽しむ感覚が生まれたことなど、興味深い点は多い。2013/08/06

T M

5
面白いんだけど何か引っかかる…と思って皆さんのレビューを読んで納得。これはビールの製法の歴史の観点から書かれたもの。ビールそのものの歴史的意味や背景はほとんど触れてません。技術屋さんが書いた本だ。製法については詳しくあるので勉強になるし、クラフトビールを飲むのがより楽しくなります。次は色や香り、濁りにも注目してみよう。技術的な記述は飛ばし読み。巻末の小辞典は便利。この本を読んだら無性にヒューガルデンが飲みたくなりグラス付きの4本セットを買ってしまった。2016/10/20

asanosatonoko

5
奈良女での講義録を纏めた一冊。世界史、というだけあって、歴史的な背景まで詳述がある。サントリーの人らしいが社内教育でここまで詳しくなるわけではないだろう。作者自身の仕事への情熱ゆえと思われる。酒が飲めない人でも興味深く読めるし、酒が好きな人なら味を想像して読む楽しみもありそう。2014/10/29

桃水

3
2011/02/02:数ページも読むと寝てしまい、また起きて読むの繰り返しで読みすすめるのが大変でした。 文章が単調なせいでしょうか?うーん…2011/02/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/357325
  • ご注意事項