内容説明
トイチ(10日で1割の利子)なんて安すぎる、基本はトゴ! 年利2000%にのぼる、驚きの金利。それでも借りて、踏み倒そうとする客はいる。借りたことをボケて忘れる客、「アタシじゃない」と咆えるオバハン。警官も自衛官もご来店。返せないとどうなる? 男なら海岸に首出しで埋められて“スイカ割り”の恐怖におののき、マグロ漁船行きや腎臓売買へ。主婦は公園でマワされ、風俗へ堕とされ、AV女優へ。都市伝説じゃなかった取立ての手口を、元闇金業者が大告白!
目次
第1章 客のサル知恵、業者のワル知恵(トイチなんて話にならん;グループでやるからおいしい商売 ほか)
第2章 仁義なき回収(お前はもう、死んでいる;ビックリ仰天の武闘派闇金 ほか)
第3章 沈んでいった女たち(普通の主婦が風俗に堕ちるまで;公園のトイレでお楽しみ ほか)
第4章 闇金の戦い(ライバル店はどんどん潰せ;「ツケウマ」と「ババ抜き」 ほか)
第5章 泣ける闇金融(食パンと水とファミレスと;捨てられた子供たち ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
33
時代が変わっても必ず残ることができる商売ではないでしょうか。関わりたくはないですが、必要とする人は後を絶たないでしょう。怖いですね。2021/03/17
kyoh
4
闇金の金利はトイチじゃなくて、トゴ!その暴利システムのからくりに弄ばれる客の惨状ったら・・・ 闇金業者もさることながら、闇金に手を出す時点で客自身も多少は壊れちゃってる人が多い模様。 噂のマグロ漁船、臓器売買の話、返済に困ったら意外と簡単に輪姦の誘いにノッてくるユルい主婦、などなど。なかには、親に捨てられマンションに取り残された幼児が、飼っていたグッピーまで掴んで食している窮地に涙した著者らが施設に届け出る、なんてイイ話しもほんのちょっぴり。 でもでも、お金に困っても絶対闇金は避けよう、と勉強になりました2010/09/18
ちいくま
2
なんか不思議な本…というのが正直な感想。ごめんなさい、手練れで読ませる文章力が、なんだか著者の経歴とちぐはぐで…というのは偏見でしょうけど。内容よりも?すらすら流れる文章の上手さや短文のまとめ具合とか組み立て方とか、そっちの方に注目しちゃったっす。2015/09/22
めっちー
1
元闇金業者が書いた闇金についての本。2016/05/14
Swanky13
0
43冊目2021/08/27