小学館文庫<br> RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

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小学館文庫
RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

  • ISBN:9784094084924

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内容説明

映画「RAILWAYS」2010年5月29日(土)全国ロードショー!!四十九歳の筒井肇は会社人間。これまで家庭を顧みず仕事一筋に邁進してきた。そのため妻や娘は肇に距離を置き、家族の絆は崩壊寸前であった。取締役の椅子と引き替えに会社からリストラの最前線に立たされた肇は、同期入社であり親友でもある工場長の川平に工場閉鎖を告げる。結果的に友情を裏切ることになった肇は、自らのいまの仕事に悩み始める。そんな時、島根で暮らす母が、病に倒れたと報が入る。病気見舞いに帰郷した肇だったが、そこで親友・川平の死を知らされる。肇は将来を約束された会社を辞めて、小さい頃からの夢であった電車の運転士になることを決意するのだった。 島根県の出雲地方を走る一畑電車を舞台に、人生のやり直しを決めた四十九歳の男の夢への挑戦を描いたハートウォーム・ストーリー。映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」を再体験する感動のノベライズ。●映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」公式HPPC版公式サイトhttp://www.railways-movie.jp/携帯公式サイトhttp://www.railways-movie.jp原案・監督:錦織良成/製作総指揮:阿部秀司脚本:錦織良成/ブラジリィー・アン・山田/小林弘利出演:中井貴一・高島礼子・本仮屋ユイカ・三浦貴大・奈良岡朋子配給:松竹(C)2010「RAILWAYS」製作委員会 (C)Hirotoshi Kobayashi 2010

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

76
私自身をリストラしょうと思います、と言って、男は夢を生きる運転士となった。幼い頃の夢を叶えるために、一流企業の取締役候補の地位を投げ打った49歳。カタタン、カタタンと鳴るレールの上でどういう終着駅へと向おうとしているのか?ノベライズ本だから、冗長に感じる若しくはくどい描写も正直ある。でも、夢を生きる運転士なんてカッコイイじゃないか。そんな情景が豊かに描かれていた。2015/11/30

tomo八

10
やっぱりホームドラマになっていたな~。小さい時の夢が叶うなんてそんな人少ないよなあ~。やっぱり年取って希望が叶うなんてあまり聞かないね!2010/09/20

ミスターチャイルド

6
幸せって何なんだろう?と考えさせられる作品。肇は周りからみれば一流会社の時期取締役候補、妻と娘に恵まれて何不自由ない地位と暮らしを手に入れていた。だけど、肇の心はまったく満たされていなかった。それが、電車の運転士になってからは給料も減ったのに、家族からの信頼を取り戻し、自分自身の生きがいも手に入れた。これを読んだからといってすぐに価値観を変えることはできないけど、考えさせられた。また「変化することを恐れるのが老化」「自分の心が変われば世界の見え方も変わる」など、人生訓になるような言葉がとても良かった。2014/08/23

雲雀丘 正雀

3
映画も観たが本で読むと改めて情景が浮かぶ、宍道湖を走る小さな電車、家族模様など、推理小説と違い情景が脳裏を浮かんだ時にあの宍道湖の静かな風景が広がり面白かった。2019/03/29

czk

3
仕事好きな男性にぜひ読んでもらいたいお話。ありきたりなストーリーかもしれないけれど、住民が集まって懇願するシーンでグッときた。娘との関係が少しずつだけど改善していく様子がうれしい。が、オヤジキラー作品にするために最後「お父さん大好き」の一言をいれてほしかった。2010/08/28

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