内容説明
生活の中に開いた「萌の穴」にうっかり落ちると、ドーパミンがあなたを支配し、動悸、食欲不振、不眠、社会性の喪失、根拠なき幸福感などが襲いかかります。これは、落ちないための12の短編小説です。――内田春菊
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chii
8
運動、ホルモン、Hな感情、意欲、などに関わる中枢神経系に存在する神経伝達物質ドーパミン。これの強い人達のことをドパミナジックというのかな?何かに依存しちゃったりしてる人が、自分の考えてることを否定したくない、認めたい、嫌否定しちゃったとしてのことを想定したとして?悩んじゃったり、困った行動をしちゃったり、笑える事をしちゃったりそんな人達お話。う~ん上手く説明できないけど、主人公の気持ちが解かるような解からないような?暇な時にさらっと読むような本でした。井戸端会議に参加してるようなお話で、心には残らないお話2010/10/24
✿yoko✿
0
この人の世界観好きです。2010/05/06
grapeover
0
駄目な人たちが沢山出てくる。僕は網のすき間をくぐれたって話はちょっと良かったけれど、あとはイライラする読後感。2013/12/08
sask
0
久しぶりに読んだ春菊作品。この方のお話はホント形容しにくいんだよなぁ。ずっと考えてるけど丁度いい言葉が見つからない。文学少女がそのまま作家になりましたって感じの人にはマネできない唯一無二のアバズレ感、女のセリフの嘘の無さ、でもちょっと邪推し過ぎじゃね?と思う所もあったり、人って経験したことがすべてだよねと改めて思う。2018/09/14