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内容説明
フランスが世界に誇る「花の都」パリ、そしてヴェルサイユ宮殿。これらを形作ったのは、ルイ十四世の治世に花開いた「グランド・デザイン」の思想だった。当時のフランスは、世界を席巻していたバロックに背を向け、徹底した計画志向の下でニュータウンを建設し、パリの街並みを整備し、ついにはヴェルサイユ宮殿を造営した。駆け引きに満ちた宮廷政治と、個性豊かな建築家たちの物語を通して、近代都市の源流に迫る。
目次
1 リシュリューのニュータウン
2 森の城館
3 フランソワ・マンサールとフランス古典主義
4 王の寝室
5 アカデミーと新旧論争
6 ルイ十四世の都市計画
7 ルイ十五世広場の設計競技
8 穀物取引場とフリーメーソン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちや
1
パリの都市計画。短い期間のことをマニアックに2017/10/12
ネムル
1
思った以上に専門的な内容で苦戦した。とりあえず、都市計画における広場とブールヴァール(並木道)の成り立ちなどを押さえておく。2014/05/24
MI2
1
慶應義塾大学元教授でポンピドゥーセンターなどの展示コミッショナーの三宅理一氏によるパリとヴェルサイユの都市計画に関する一冊。 「パリのグランド・デザイン」といえば,まず思い出すのがオスマン・セーヌ県知事による第二帝政下のパリ大改造だ。しかし,本書の興味対象は,主にヴァロワ朝末期からブルボン朝(ルイ15世まで)のパリおよびその兄弟としてのヴェルサイユの都市計画だ。 17世紀から現在のパリの基礎となる都市計画が着実に進められてきているということに驚く。日本とは違う建築の永続性ゆえのものとも言えるだろう。2012/02/25
甲
1
まったくフランス文化や歴史、建築や都市デザインを知らない門外漢なので、全ての文章が面白かった。都市開発の経緯もだし、建築デザインの一つ一つ、その設計の細部にいたるまで理由があって意味があることがとても興味深い。2010/11/30
さたん・さたーん・さーたん
0
以前からパリの都市計画に興味があり、手にとった一冊。「パリ大改造」時代ではなく、それより前のいわば「パリ開拓」にあたる頃がテーマ。フランスの城特有の「シャトー」の特徴やヴェルサイユ宮殿の建築、その背景にある宮廷事情を考察する。ルーヴル宮とヴェルサイユの建設事情が並行して語られるので、比較はいいが頭が混乱してしまうかも?世界史年表を傍らによめば読みやすい。2015/12/08
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