内容説明
小学・中学と学校のすぐそばに住んでいた池田十勝は、いつもクラスメイトたちが下校時にあった他愛ない話をするのにまじれず、疎外感を味わっていた。
そんなわけで遠くの高校へと進学した十勝は今日も、女子ばかりだけど曲者ぞろいの下校友達と一緒に校門を出るのだった…。
くだらない話をしながら道草する!ひたすら無意味でフツーな下校を満喫したい、そんな十勝のアフタースクール・ライフ!!たぶん、きっと、ラブコメです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
45
再読。小中と下校の寄り道が出来なかった主人公が高校に入り、高校デビューならぬ下校デビューをしちゃう話。主人公、ヒロイン共に変な奴ばっかなので読んでいて楽しい1冊。癖が強いとは言え美少女たちに囲まれて下校できるとか、羨ましいな笑 1巻の段階では賑やかな割に展開が地味なこの作品ですが、巻を重ねていくことで一気に化けるので今後に期待しましょう。 ネガティヴ女子千歳が一番のお気に入りです。2015/07/29
とら
38
「下校」が舞台の物語。面白い!この作品何というか、言葉選びと、言葉の使い方とがうまい。センスが光ってるというか。真正面からこれだ!と言うんじゃなくて、何に対しても少し遠回しに、ひねくれた言い方をする。そういうところが好きです^^だから、普通のラノベとは異彩を放っているのは事実である。そして断然、自分はこういう方が好み。もう、単純明快に萌え! とかそういうのいらないんです。でもラブコメとかは読みたい。そういう時に手に取ってしまう。これだからラノベは困るw三巻まで購入したので、早速読んでいきたいです♪2012/04/30
訃報
9
語り口が古臭く、序盤は乗り切れなかったが、だんだん面白みがわかってきた。会話と思考によって話が転がっていく作劇法は、道草という題材と同様に、目的のない脱線を続ける。つまり先が読めない。瞬発的に話が生み出されていくスリリングさ。「千歳と会話のキャッチボールをするのは面白い。硬球を投げたはずなのにリンゴが投げ返される。」とりわけメインヒロインの千歳は思考がエキセントリックで、それがそのまま言葉になって発話されるから、何を考えているかわからない他者だ。だから先が読めなくて面白い。他者が他者であることが作品の根幹2015/06/07
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
9
【★☆☆☆☆】2010年購読、下校コメディという内容に興味引かれるも、ただただイタい・ウザいだけの不快感MAXな作品でした。地雷という言葉すら生ぬるい・・・なぜ立ち読んだ段階でスルーできなかったのかと、ひたすら屈辱でした (^_^;) 続編読んでないからシリーズものとしての人気に対してあれこれ言えないけど、これが単品の時点で何故評価が高いのか未だに謎で仕方ない作品ですね。
ぶなぶな
8
小中と徒歩一分の学校に通い下校に憧れを持つ池田十勝が、世間知らずで極度にネガティブな千歳キララ、自分の可愛さに自信満々の丹下まりも、女子高生カメラマンで背の低い富良野咲たちと一緒に下校することを全力で楽しむ日常ラブコメ。頭空っぽにして楽しめてとても良い。大変個性的なキャラ達で、特に千歳が新明解国語辞典に頼るばかりに場を引っ掻き回して面白い。新明解ってちょっと表現が独特なんだっけ、確か。待ち合わせ場所を決めたり荷物持ちジャンケンしたり、下校してるだけなのに楽しそう。まあ実際に帰ってる話は一つしかないんだが。2019/02/20
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