集英社文庫<br> 花は六十

個数:1
紙書籍版価格
¥628
  • 電子書籍
  • Reader

集英社文庫
花は六十

  • 著者名:佐藤愛子【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 集英社(2013/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087465464

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

「いったいおばあさんは何が楽しくていきているのかしら」と話していた私がなんと還暦を迎えた。隣に住む同い年の静さんは、ひょんなことから、大学生の男の子からデートに誘われる。のろけ話を聞かされる私の心中は穏やかではない。はしたないと思いながら、妬んでいる自分がいるのだ。そんなとき、私にもお見合い話が持ち上がる。女は60歳からが花。いまや、60歳は恋愛適齢期。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

里季

58
あらあら、お隣の奥様ったら。そんなことを口になさるなんて、聞いてる私の方が恥ずかしくなってしまうではありませんか。いやいやまいった。愛子先生が書いた60歳ってどんなのかしら、と思って読んだけど、私も60歳だけど、引いた。もしも今男性を好きになるとしてもこういう恋愛にはならないと思うな、私は。うん、なりたくないよ。2018/04/25

baba

27
佐藤愛子さんの名前にひかれて手にする。生々しい内容でしかも30年前という女性は慎ましくと考えられていた時代に様々に悩める女性を描きビックリしました。でも佐藤さんならではのユーモアたっぷり、楽しめました。2019/11/12

ロマンチッカーnao

19
凄かった。何が凄いって、この作品が1983年の作品だってところ、今から約40年前に60代の女性の恋愛について書かれている。しかも性愛込み。今から40年前の言えば僕はまだ中学生。その頃の60代といえば、もう結構なお年寄りな感じだったと思うけど。その時代に、若い男に熱を上げて、体ごとぶつかっていく静さん。70代の人との再婚に悩む勝代さん。最後の思い出だと思えば何だって出来る。人生精一杯楽しもうっていう静さん。今なら受け入れられる考えかもしれないけど。この時代にこの作品を書いた佐藤愛子さんって飛ぶ抜けてますね。2021/09/07

roomy

18
普段ならきっと読まない本だけど手持ちの積読本がなくなったのでライブラリーで。静にはひいてしまった。恋する気持ちはわからなくもないけどギラギラ具合が苦手だった。それでも読みやすかったし読後感も悪くないです。2015/02/17

16
作者が現在93歳の女性だからか、現実的な内容だった。7年前に夫を亡くし主人公が夫以外の人に初めて惹かれて、抱かれるという、若い人が読んだら、スリラーになってしまう内容だが、俺も近い年代でも、すこし気持ち悪いかもしれない。男が老年だとどう表現しても汚く思えるし、老女が恋心を抱いて男の胸に飛び込むっていうのは、ちょっと引く。2017/10/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/558407
  • ご注意事項

最近チェックした商品