内容説明
困難にぶつかったとき、迷いが生じたとき、松井はどう考え、どう乗り越えてきたか。愛するニューヨークを去る決断、ワールドシリーズMVPの伏線となった一球、チームの指示に反して手術を回避した理由……野球人生で初めて直面した長く苦しい時期から世界一への道程、さらに、新天地にかける思いを、初公開エピソードを織り交ぜながら綴る。常にぶれない強さを支えるその思考法とは――。
目次
第1章 決して忘れない一日
第2章 「復活」ではなく生まれ変わる
第3章 「強い肉体」との別れ
第4章 信じることをやめない
第5章 世界一のファン、そして世界一の球場
第6章 人生で一番大切なこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
292
メジャー取り分けヤンキースの活躍を書いた一冊。やはり手術して治療に専念すればと後から思うと残念な感じ。巨人時代の著者の活躍に憧れて野球を始めた私にとっては今でも憧れの人だと思うし、今後もそうあると思う。2018/01/03
おしゃべりメガネ
136
前作『不動心』に続き、内容的にはヤンキース晩年での話です。あの感動的なワールドシリーズMVP受賞に行き着くまでの松井選手の苦労がリアルに綴られています。本書を読むと改めてキモチの切り替えの大切さを知るコトができますね。アレコレ考えたって始まらないし、仕方ない。とにかく自分にできる準備をしっかりと怠るコトなく、実施しどんなコトにも備えておく重要性を説いています。キャプテン「ジーター」の人格者ぶりもしっかりと綴られており、ヤンキースという球団の素晴らしさを改めて知るコトができました。松井選手、スゴすぎですね。2020/09/14
あふもん
51
後半にサラッと書いていただけなんだけど「チーム松井」と称して広報の方と通訳の方と自分の3人でいろいろ行動をとってきたあたりの話がなかなか聞かない話なので趣深かった。ほんと大きなことをするにはいろんな人の力がいるんだよなぁ2018/05/13
黒頭巾ちゃん
30
引退する前に書かれたものです 長島監督を心から尊敬して、学んでいます。 それは「全力でプレーするのは、今日しか観に来れない人たちのため」 また、ヤンキースではジーターをはじめ一流の人間との出会いが書かれています。 一流の人間には、一流の人間が集まるのでしょうね!また、怪我の時などは物事を前向きに考えるリフレーミングを多用していました。 やはり人間としても見習うべき人です2013/06/12
あなご
27
3年前に書かれた本です。ワールドシリーズMVPの話や手首、膝の怪我の話が中心だった気がします。困難に直面したとき、迷いが生じたときの松井選手の考え方が書かれていました。今回も学ぶべきところが多くありました。「自分も頑張ろう!」と思わせてくれる本でした。2013/05/15