怨み返し

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怨み返し

  • 著者名:弐藤水流【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344017979

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内容説明

指令を成し遂げられないと罰が待っている、子どもたちの遊び「ドコイキ」。それを真似た殺人事件が都内で発生した。死体の隣に描かれた大きな円の枠内には、「右手」「頭皮頭髪」の書き込みが。さらに「右手」の文字の上には小石が一つ乗っていた。これは一体何を意味するのか!? 警視庁捜査一課の警部補・祖父江が聞き込みを開始すると、捜査線上に浮かび上がったのは、子どもの頃壮絶ないじめに遭った男の存在だった……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブルームーン

20
同郷の同級生、恩師が次々と殺害されていく。当時のいじめられっ子の怨みによる犯行なのか・・・?事件は暗くて重い話なのに、時々警察署内、刑事同士のコミカルな部分が描かれていて、ちょっと台無しな感じがする。捜査会議中に直接宅配便が届くってあり得るのだろうか。警察署だって受付みたいなところがあるだろうに。2014/01/22

眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

10
テーマが重いはずだったのに、なんだかそんな感じがしない ってか、こんな感じでいいのか?! 事件に重きを置いていればなかなか面白いんだろうけど、ちょっといろんなところに散ってしまっている感じ 微妙な一冊でした 2012/01/31

ペトロトキシン

7
テーマは重く、一見真面目な本格物といった雰囲気なのだが、要所要所で挟まれるギャグというかネタのような話が、どうにも微妙な感じ…いじめの連鎖とは、嫌な感じだな。子供の頃のいじめって、大人になった時にイジメた側が覚えてない事が多いような気がする。だから、同窓会とかで笑い話にしたりして…そういう自覚の無さが、イジメる側の思考なんだよなぁ。2010/12/21

みっつ

6
物凄く歪な形の警察小説…という評価で良いのかなぁ。猟奇的な連続殺人を軸にしつつも刑事達の妙なテンションの会話やドタバタが非常に心地よく読めるのが不思議。何と言うか、良い意味で上手くポイントを外している作品。クライマックスのアレとかをやってしまう思い切りの良さは凄い。万人受けはしないだろうけど個人的には大変好みでした。2010/05/08

のりすけ

5
素材が良くても、料理人の手際が悪いと凡作になってしまうのだなぁ…という、良い勉強になった。警察側のおふざけが、過ぎるのでは?(しかも面白くないし)2016/01/11

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