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内容説明
私のエゴも、あなたのエゴも、好きになりたいよ。無比の才能・安永知澄、待望の最新作品集。交錯する詩情と私情。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kishimoto
4
この本に収められている安永さんのエッセイ、というか自伝マンガを読むと、芸術家がどうやって人生を作品にするかが、ちょっとわかる気がした。たぶん、けっこうだれにでもある感情や思いなのだけれど、それをかたちにできて、なおかつそのひとらしく表現できるのが、すごいと思う。2010/03/07
茶ま太
2
「ステップバイステップ」の安永さんの短編&エッセイ集。エッセイを読んで、安永さんの作品のイメージの豊かさはやはり感受性が高いからなんだなぁと深く納得。脳に閉じ込められている、という考えは確かに怖い。私も今日からうなされそうw 短編は「わき水」が凄い。この奇想を読める作品にしてしまうのは衝撃。この才能を見出した編集さんにはGJとしかいえない。2010/03/07
はるむ
1
お約束の展開・ストーリーをとことん拒否して、生まれた感情の行く先をひとつずつ、丁寧に追ってゆく。作者の漫画に対する思考のあとが窺えるエッセイ漫画など収録されていて面白い。2014/07/08
烏鳥鷏
1
短編集かと思ったら半分以上がエッセイだった。エッセイも短編っちゃ短編だが。理解するんじゃなくて感じるんだ!という感じの、ドキドキするが意味不明な話をよく描く人だが、そういった物語が生まれてくるのもわかるなと思える人となりを感じられた。「友達トイレ」はよくわからないが切羽詰まったものを感じる話だった。友達と連れだってじゃないとトイレに行けない、一人じゃトイレに行けないような子の話なんだろうか。2011/08/28
むらて
1
なんとも云い難い、無二の人。共感するところも分からないところも含めて。作品の不思議なところと、後半のエッセイマンガとの繋がりがまた秀逸。描きつづけて欲しい人です、ずっと。2010/03/16