ハヤカワ文庫NV<br> オズの魔法使い

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ハヤカワ文庫NV
オズの魔法使い

  • ISBN:9784150400811

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内容説明

たつまきに巻きこまれ、妖精の国オズに迷いこんでしまった少女ドロシーと愛犬トトは、オズの魔法使いに会って家に帰してもらうため、旅立った。友だちになったブリキの木樵り、かかし、臆病ライオンと繰りひろげる冒険の数々――世界中の子供たちに夢を運ぶファンタジイの名作シリーズ登場

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちび\\\\٩( 'ω' )و ////

80
ファンタジー小説。魔法の国オズに迷い込んだドロシーと、犬、カカシ、ブリキ、ライオンとの、不思議で奇妙な冒険活劇。楽しい!奇想天外で個性豊かな、ユーモア溢れる登場人物達。土の匂いまで感じてきそうなその世界観。独特の雰囲気。何より説教めいたものが全くなく、ストーリーが明るくて良い。ハチャメチャな感じっぽいのに、どこにも文章をつけたせないような、完成された作品になっている。これはお子様にも是非!この、ちょっと間抜けで弱みも弱点もある5人(正確には1人と2体と2匹)の仲睦まじい団結が微笑ましい。終わり方も良い。2017/02/04

たか

48
本書『オズの魔法使い』が有名ですが、実は全14巻のシリーズものになっています。児童ファンタジーとしても優れていますが、どんな苦難にあってもめげることなく前へ進んでいくドロシーはアメリカの開拓精神を象徴し、大人が読んでも楽しめます。小さい頃と大人になってから読むのと、まるで印象の異なる本です。シリーズ中6冊読了。B評価2018/09/29

えりか

43
「オズの魔法使い」のあらすじを話せるだろうか?私の中では「知っていそうで知らない(あるいは忘れてしまった)シリーズ」になる。これは本当に面白い。展開の早さ、空飛ぶサル・ビックリ箱人間・セトモノ人間など奇想天外な登場人物、いくつもの旅の楽しさ、わりとあっけなく終わる悪者との対峙、そしてオズの正体に驚く。ブリキの木こりの人生に飛び抜けて壮絶なものを感じるが、それ故、とても素敵な仲間となっている。脳、心臓、勇気はみんなが旅をする間に自然と身に付いていた。経験は裏切らない、経験と自信が自分を成長させてくれる。2018/05/08

♪みどりpiyopiyo♪

28
明るく朗らかな表紙に惹かれて手にとりました。なんとなく読んだことある気がするし、子供向けのお芝居や古い映画も観た様におもうけど、あれ?文庫本1冊になる程のお話だっけ? って思ったら、原作はしっかりした長編だったのですね。風刺も効いて大人も楽しめる〈新しい時代のワンダーテイル〉。完訳版 面白かったです♪ ■この佐藤高子さんの1974年の訳は、とても分かりやすく、言葉遣いが穏やかで優しくて リラックスして読めました♡ (1900年。1974年 ハヤカワ文庫)(→続2017/07/09

星野流人

20
世界でも屈指の知名度の高さを誇る童話。波瀾万丈な冒険活劇、といった印象。読みやすさ重視の為かストーリー運びが単調で、『う〜んもうちょっと盛り上げてくれた方がな〜』と思ってしまう大人です。さすがに童話に対してツッコミを入れるような野暮なことはあましたくはないのですが、これだけは言わせて欲しいわけだ。……ブリキよ、お前が心(ハート)を入れてもらいたいと願ったその発端である婚約者のことを、すっかり忘れてしまってはいなか? ベストイラストは、65頁のドロシー、カカシ、ブリキ、ライオン。 6/10点2013/11/10

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