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内容説明
20歳の萄子は、春から美大の3年生。そこへ予備校でバイトしていた時に出会った志摩が、萄子を追うように入学してきた。けれど萄子には、3年経っても忘れられない苦い恋の記憶が……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まきこ.M
12
久しぶりに読んだ斉藤さんの本です。『世界はみんなボクの為』の頃から斉藤さんの描く繊細で透明感のある絵の描き方と、淡い色遣いのカラー表紙は好みでそこずっと変わりません。前の恋を引きずって次に踏み出すのに臆病になっている萄子。割り切れない気持ちや胸がざわめいてぐるぐるする感情が丁寧に描かれています。もやもやしているのので、はっきりせい!と突っ込み入れたくなる読者がいるかもしれません。自分は自分の中で整理できるまでは、人知れず考えてしまう者なので、共感できました。自分の世界があるって周りに言われる所も。2014/09/07
ソラ
3
【整理】2022/07/09
ともり
2
過去から脱却できずにいる主人公が、自分に想いを寄せる男の子や、滅茶苦茶なようて実はしっかりしててきちんと一本芯の通った人間としてかっこいい隣人や、自分を身動きとれなくしていた過去の人と、出会って絡んで、最終的に前を向いて進んでゆくお話。出逢いと別れ、卒業と新たな出発、今の季節にぴったりだと思った。読後感が3月の暖かい日の風に似ている。2010/03/10
ぐっち
2
キャラがみんな魅力的でよかったです。2010/02/28
dareka
1
なんか、描き方がミステリっぽくていい。「無理に忘れなくても、忘れないで おいしい経験したと思ってそれを糧にして」この台詞、私の考えと、同じだ!と思ってテンション上がった。失恋じゃなくても当てはまるし。ラストの壁に絵掻いてるのも好き。めちゃくちゃで、どーにでもなれっ、って感じがして。2010/03/21