内容説明
催眠療法・前世療法などで人気の心理カウンセラー黒岩貴氏が、数々のカウンセリングから導いた答えが、「人の苦しみの原点は他人支配」という事実だった。私たちは常に「人はこうでなくてはいけない」「彼はこうするべきなのに」・・と自分の物差しだけで人や社会を見、その物差しとおりに動かない相手にいらだち、怒りを覚える。これを心理学用語で「他人支配」と呼ぶ。思い通りにならないのが当たり前なのに、なぜいつも「他人支配」に縛られて自分自身を苦しめてしまうのか……。「他人支配」の正体を暴き、それを手放す方法を、あらゆる人間関係別にこまかく解説する。この考えを実践し、「ダイバーシティ=多様性」を受け入れられることができると、誰にでも幸せが訪れる!
目次
第1章 あなたのその苦しみの正体は?(「他人支配」とは何か;「相手のため」は本当?;「他人支配」は、愛のネガティブな側面 ほか)
第2章 あらゆる人間関係に潜む「他人支配」(親子における「他人支配」;恋愛における「他人支配」;結婚における「他人支配」 ほか)
第3章 自分も他人も「受け入れる」ことが幸せの鍵(人生は寛容になるためにある;寛容になる三つのステップ;「べき」は捨てるべき? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
51
★★★★著者はカウンセラー。親子・恋人・夫婦・友人・職場など様々な人間関係で苦しむのは、相手に対して「こうすべき」という「他人支配」の感情が働き、その気持ちが満たされないから。百人いれば百通りの考え方があるとの多様性「ダイバーシティ」を理解し、誰に対しても慈愛を抱けば、自分が成長でき幸福な気持ちでいられるという。納得できるが、誰にでも寛容になるのは実際なかなか難しい。徐々に成長していきたい。2016/06/28
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
39
こうすべき、ああすべき、こうあるべきという他人支配が自分を周りを苦しめます。自分は自分、他人は他人という姿勢を大事にしたいですね。2016/04/15
左端の美人
24
欲求を追いかけている限り、幸せというのはどこまで行ってもつかめないのです。自己現実と自己概念のギャップこそが人間の苦しみの正体、自己現実自体が苦しみの原因なのではありません。ハッと気づかされる話がたくさんありました。2016/05/11
左端の美人
24
自分が他人支配しがちだなぁと気づきました。他人支配していたことで失敗を繰り返し自分を苦しめていたようです。ダイバーシティ(百人いれば百通りの考え方があっていい)とマインドフルネス(人や物事をあるがままに受け入れる。周囲の人や物に対しありがたいと感謝する)をこれからは大切にしたい。2015/12/02
kana
12
他人にこうあるべきだ。という考えはやめようと思いました。そうすれば、自分も幸せになれそうです。2013/03/23