融解連鎖 日本の社会システムはどこまで崩れるのか

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融解連鎖 日本の社会システムはどこまで崩れるのか

  • 著者名:風間直樹【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492260999

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内容説明

徹底取材から明らかになる日本の労働現場の実態――。低収入で不安定な立場にある非正社員。過労死に至ってもおかしくない水準で働きつづけても報われない正社員。「働いて生活を支える」基盤である日本の社会システムはすさまじい勢いで融解(メルトダウン)を起こしている。それは民間だけでなく、病院などの公的な分野にも及び、日本社会全体を蝕みつつある。

目次

第1部 雇用融解 第2幕(深層海流「派遣切り」;「告発者」たちの憂鬱;派遣業最大手グッドウィルの破滅;「労働組合」「派遣会社」は誰のためにあるのか)
第2部 融解連鎖(居住融解―「ハウジングプア」の現実;医療介護融解;地域社会融解;公共現場融解)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

6
昨日ハローワークとケンカしてきたが、バブル崩壊よりも厳しい環境との節(16頁~)に納得。それにしても、子持ち主婦が仕事探してもない場合は、評者以上に、不憫でならない。牛丼チェーンの事例も悲惨。外国人労働者のケースも悲惨。グッドウィル破滅。そういえば、コムスンの軽自動車も一時、頻繁に目にしてTVタックルのCMにも出て来ていたのはなんとか記憶に留まっている。ハウジングプアの問題も扱われている。アベノミクスがもてはやされるが、それは株主、投資家、一部大企業の正社員のボーナス程度で、スタグフレーションを恐れる民。2013/04/02

Momoko Nishikawa

2
解決の道はわからないが、今(というより少し前だが)起こっていることがよくわかる。悲観的になりすぎず、志を保つことが大切だと思う。2017/04/07

soichiro3

0
★★★☆☆2016/07/12

すいか

0
前作は衝撃的な傑作だったが、今回はそれほどでも。派遣業界再編の経過とか、当時は面白かったかもしれないけど今となってはもう価値のない情報だし。病院や都営地下鉄の話は重要、継続した取材を期待したい。いずれ新規採用するということだったので低賃金に耐えてきた委託労働者が実際には新規職員採用の機会に応募さえ出来なかったような話が公的な職場であるなんてひどい話。2012/02/26

都人

0
社会システム崩壊の状況は良く理解できたが、対応策に言及が乏しいのが残念。 元のシステムに戻しても、別の問題が起こるだけ。2011/06/15

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