内容説明
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古典の時代の作家、登場人物たちはどのように、理想とする世界を仰ぎ見、憧れ、彼岸、祈りの世界に思いを致したのか。その道のりを作品世界を通し探る。
目次
第1篇 源氏物語の彼岸への歩み(出家本懐を遂げた人々
出家本懐を遂げえぬ女君たち
光源氏の出離志向
八宮と薫の出離志向)
第2篇 源氏物語の祈り(源氏物語の神仏たち
源氏物語の故人たち
源氏物語の僧侶たち
源氏物語の宿生世と契り)
第3篇 源氏物語をめぐる平安女流文学の祈り(蜻蛉日記の祈りの旅
枕草子の祈りへの歩み
更級日記の夢と祈り)